子どもの稼ぎに嫉妬してしまう親
ある男性は、父親よりも給料が高くなったことを両親に報告して喜んでもらおうと考えました。でも、実際に報告したら、ご両親はそっけない態度だったそうです。
これも両親の脳内で嫉妬の発作が起きてしまっているからです。その発作が伝染することで、「給料も高くなったからこれから貯金していくぞ!」と思っていたのに、「あれも必要、これも必要」と買ってしまい、「ちっともお金が貯まらない!」となってしまいます。
さらに発作は治まらず、それまで給料も高くてすごく良いと思えていた職場なのに、お金が貯まらないことから、「この会社は、人をむやみやたらにこき使うブラック企業だ!」と上司に文句を言ってしまいます。そして「こんな会社辞めてやる!」と、本当に辞めてしまいます。
でも、転職先の会社は給料が安くて残業は多い、本当のブラック企業。そこで初めて、「なんであんなことを言って辞めちゃったんだろう?」と愕然とします。そうして転職を繰り返して、そのたびにどんどん給料が下がっていくようになってしまいます。
きっかけは、両親の嫉妬の発作が伝染してしまったからでした。自分の親だから昇給を喜んでくれるはず、と思っていたのが大きな間違いだったのです。「子どものくせに自分よりも給料が上」だということで、親の脳内では動物的に嫉妬の発作が起きてしまいます。男性はその発作に感電することで破壊的な人格になって、「この職場は間違っている!」と考えてしまいます。
本人は正しいことをしているつもりが、どんどん自分が求めている「お金が貯まる環境」を破壊してしまい、「ちっともお金が貯まらない!」となってしまうのです。
両親に出世の邪魔をされる
ある方が仕事で、チャンスが巡ってきたときに、実家で一緒に暮らしている母親が階段から落ちて骨折した、事件が起きました。せっかく巡ってきたチャンスなのに母親のことが気になって集中できず、見事にチャンスを逃してしまいます。
母親の骨折が治ってしばらくすると、また仕事がだんだん楽しくなってきました。貯金も着々と増えていき、「このままいけば実家を出て一人暮らしができるかもしれない」と思った矢先、今度は父親が病気になってしまいます。仕事をしていても父親の体調が気になってしまって、自分の業績などどうでもよく思えてきます。そして「え〜い!」と会社を辞めてしまいました。
そこからしばらく働けずに貯金を使い果たしてしまって、慌ててコンビニでアルバイトをすることになりました。「前はあんなに給料が良かったのに」とものすごく惨めな気持ちになりました。「このままお金持ちにはなれないのかも」と絶望的な気分になってしまうのです。
この方も両親の嫉妬の発作に感電してしまっていました。本人は嫉妬の発作まで理解できていなくても、「両親に邪魔をされている」ことには何となく感じていたようです。
それとなく両親を責めてしまいますが、「両親のけがや病気を言い訳にしているだけなのかも?」と思って、両親に文句を言うことにも罪悪感を覚えてしまいます。誰かに相談しようとしても、「人のせいにばかりしているから落ちぶれていくんだよ!」と言われることはわかりきっています。誰にも話せず、ただ悶々としてしまっていました。
この場合、「子どもが仕事で成功してお金持ちになりそう」な場面で、両親の脳内で嫉妬の発作が起きてしまっていました。信じられないかもしれませんが、母親の骨折も父親の病気も、嫉妬の発作によって引き起こされたことなのです。
もちろん両親に、わざと骨折したり病気になったりする意識はまったくありません。専門的には「周囲の関心や同情を引くために病気を装ったり、自分の身体を傷つけたりする行動をする病気」があって、「ミュンヒハウゼン症候群」と呼ばれる診断名になります。意識的に子どもを陥れるためにやっているのではなくて、嫉妬の発作で自動的にそうした行動をしてしまうのです。
大嶋 信頼
心理カウンセラー
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