「堅実な生活」のはずが…悲しい結末
「僕は外食は株主優待が使える店に行くことがほとんど。だから、この店は同僚に教えてもらったんです」
そう語るAさんに対して、女性が「私も節約を頑張っている。優待も興味あります」と返したため、つい勢いがついてしまったといいます。
日用品や食材も株主優待で色々もらっていること、業務用スーパーで食材を買い、毎週末に作り置きしていること、洋服はリサイクルショップを愛用していること……工夫をしていると話すAさんに対して、女性はにこやかな反応でした。
ところが、「ムダが嫌い」「いかにポイントを貯められるかが勝負」「不要になった物はすぐにフリマアプリで売る」という話から、「最近では物を安く仕入れて売って、副収入を得ている」と伝えると、リアクションが薄くなり、表情も暗くなったように感じました。
「副収入があることは、給料据え置きの時代に強い武器じゃないですか。でも、彼女は“転売ヤー”だと嫌な印象を持ったのかもしれない。節約の話も行き過ぎたのかも……」
堅実アピールにはつながらず、“ケチな生活をしている”印象が残ってしまったのではないかと振り返ります。また、自分の“売り”である資産については「貯金もしっかりしていると言ったものの、反応は薄かった。マイナスが大きすぎたのかな(苦笑)」。
その後、LINEの返信はなくなり、やり取りは途絶えました。クリスマスの予定は、例年通り仕事だけとのこと。
「自分にとってはこれが自然な生き方ですし、お金のためはもちろんですが、単純に楽しい。ですが、これを理解してくれというのは難しいのかもしれません」
節約も資産形成も、Aさんにとっては努力の成果であり、ある意味では趣味の一つです。けれど、それを初期段階の恋愛に持ち込みすぎたことが、裏目に出たのかもしれません。28歳、資産は順調。次の課題は「数字に出ないもの」との向き合い方なのかもしれません。
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