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ヘルメットが「カーナビ」代わりに…常識を覆すSHOEIの新技術
SHOEIは自動車部品メーカー・日本精機の子会社NSウエストと提携して、ヘッド・アップ・ディスプレイ(HUD)搭載のフルフェイスヘルメットを製造・販売している。製品名は「OPTICSON(オプティクソン)」。
自動車のHUDサービスでは、速度やナビゲーション情報はフロントガラス上に映し出され、ドライバーは通常の計器を見るよりも視線の移動距離が短いので安全に運転できる。
OPTICSONではフルフェイスヘルメットを活用してバイクのドライバーにHUDサービスを提供する。走行時に右の目元のディスプレイへ、目的地までの残距離やレーンガイダンスといったナビゲーション情報が浮かび上がる。さらに、ヘルメット内部にスピーカーとマイクを内蔵しており、ナビゲーション情報は映像と音声でガイドされる。
もはや、ヘルメットは頭部を守るためだけにあるのではない。ドライバーの走行全般をサポートするためのツールとして存在する。
SHOEIは一度倒産した反省から効率性を重視した経営を行った結果、財務体質が極めて安定している。そのため、余裕を持って新技術開発に取り組むことができる。強固な財務体質が技術開発を促進し、それが業績向上につながり、さらに財務体質が向上するといった好循環ができ上がっているのだ。
世界シェアトップの地位は、簡単には揺るがない。
田宮 寛之
東洋経済新報社
編集局編集委員
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