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医療器具から手術室全般へ
医療機器メーカーとして実績を積み重ねてきたミズホだが、近年は「手術用鋼製器具管理システム」に注力している。
同システムは手術用鉗子(かんし)やピンセット、剪刀(せんとう・ハサミのこと)など手術用鋼製器具をデータベースで管理することを可能にしたシステムだ。医療用の剪刀などにダイレクトマーキングを施し、使用履歴や滅菌、修復履歴などのトレーサビリティデータを一元化する。
手術器具の折損(せっそん)事故や紛失、患者体内への残留事故を防ぐことができるし、洗浄・滅菌の状況をチェックすることも簡単だ。また、手術前には手術内容に応じて鋼製器具のセットを作成しなければならないが、これまではベテランでないとセット作成ができなかった。しかし、同システムでは詳細がわからない初心者でも作成できる。
これまでミズホは医療器具メーカーとして個別製品の開発に力を入れてきたが、今後は個別の器具を結びつけ、手術室全体をIT化するサービスにも注力する。
田宮 寛之
東洋経済新報社 編集局編集委員
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