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B勘屋とは何か
「B勘屋」とは、法人税を逃れる目的で架空経費を作り、その証拠として偽の領収書を発行・提供する業者のことを指します。領収書には発行元の社名や所在地、印章が記載され、一見すると本物のように見えます。税務調査に備え、こうした偽領収書が事前に用意されることもあります。
過去には、この手口で5億円規模の所得隠し事件が発覚し、関係者が法人税法違反(ほう助)で処罰されました。
「B勘屋」という呼称は、ブラックマネーの「B」と裏帳簿の「B勘定」を組み合わせたもので、税務現場では正式な帳簿を「A勘定」、二重帳簿などの裏帳簿を「B勘定」と呼んできたことに由来します。
架空経費と資金の流れ
A被告は利益を上げている企業に架空経費の計上を持ちかけ、自身が役員を務める会社名義で偽の領収書を発行していました。
企業が支払った金額はいったんA被告の会社に振り込まれ、A被告は手数料として10%を差し引いたあと、残りの90%を依頼企業に返金する仕組みです。こうして帳簿上は、正当な経費が計上されたように見せかけられていました。
巧妙化する手口
さらにA被告は、名刺を100種類以上、会社を100社以上保有し、発行する領収書の社名や本店所在地を数か月ごとに変更。各地を転々とし、担当税務署の所轄を変えるなど、発覚を避ける巧妙な手口を重ねていました。
税務調査とリスク
税務調査はこうした不自然な動きを見逃しません。初期は成功しても、長期的には必ず綻びが生じます。違法に得た手数料は押収の対象となり、実刑の可能性も高いとみられます。
奥村 眞吾
税理士法人奥村会計事務所
代表
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