条件を絞った再就職で得た「安心感」
結局、FIREからわずか1年。Aさんは再び仕事を始めることにしました。条件は明確です。「家から近い」「定時で帰れる」「有給が取りやすい」――高収入は求めません。資産という下支えがあることで、仕事選びは自由度が高くなります。
無事、前職のつてで再就職が決まりました。月収は23万円強。人事担当者に「本当にこの条件でいいんですか?」少し驚かれたものの、Aさんは自分のペースで仕事と家庭を両立できるようになりました。働き始めることで、社会的なつながりが増え、生活リズムも安定。家事や子育ての負担も分散され、今のところ分担はうまくいっているといいます。
Aさんの経験は、FIREが必ずしも「無条件の自由」ではないことを教えてくれます。資産があっても、家庭や生活リズム、社会的つながりを考えない無職生活は、心身や家族関係に負担を与えます。
逆に、少し働くことで生活の規律や社会とのつながりを保ちながら、資産運用で経済的自由も維持できる。これこそが、「人生のバランス」を取る現実的な方法です。 Aさんは今、家庭と仕事の両立を楽しみつつ、中期的に成果を上げる働き方を選択しています。
FIREの自由と、適度な縛りのある働き方――両方を体験することで、人生に最適なバランスを見つけたのです。
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