年金制度と所得の関係
現在56歳の松原さんは、60歳以降に受け取る年金にも目を向けています。会社勤めをしていた期間が20年近くあり、厚生年金を受け取る予定です。
「公的年金は基本的に“所得制限なし”です。つまり、不動産収入や配当があっても年金がカットされるわけではないんです。むしろ税金の面での調整が重要になりますね」
例えば、不動産所得がある場合は青色申告による特別控除(最大65万円)を活用できるほか、修繕費や減価償却などを経費計上することで課税所得を抑えることが可能です。また、長期保有による株式配当・譲渡益の優遇税率(約20%)も、サラリーマンの給与課税に比べると有利な面があります。
「贅沢がしたいとか、誰かに認められたいわけじゃないんです。日々やることがあって、体が元気で、自分で考えて暮らせる。それが一番の幸せです」
松原さんは今後も、清掃の仕事と資産管理を“自分のペース”で続けていくつもりです。
「資産があるとか、ないとか。稼ぐとか、働くとか。そういう表面的なことより、暮らしの中で“自分が落ち着けるか”を大事にしたいですね」
外からは見えない、静かにたくましく生きる選択。派手さはなくとも、その姿勢から学べることは少なくありません。
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