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「不適切な回答だった」は4%強にとどまる
クラウドシステムや生成AIプラットフォーム「GaiXer(ガイザー)」を提供するFIXERは、2025年2月に大企業の管理職らを対象としたアンケート調査を実施した。それによると、「生成AIが生成した結果は適切だった」との回答が6割超に達した。これは前回調査(23年10月)の5割超を上回る結果だった。生成AIを巡っては、AIが事実と異なる回答をする「ハルシネーション(幻覚)」問題がかねて指摘されてきた。しかし、生成AIの能力や回答の精度は加速度的に高まっており、その正確さや有用性を実感するユーザーが増えているとみられる。
調査はFIXERが全国の従業員300人以上の企業などを対象に1月30日~2月1日に実施し、800件の回答を得た。情報・通信のほか、金融・保険、エネルギー、不動産、流通・小売りなどの企業が対象となった。
アンケートで、生成AIが生成した回答がどの程度適切だったかを聞いたところ、「ほぼすべて適切な回答だった」が12%だった。「おおむね適切な回答だった」は50.5%と合わせて62.5%に達した(図表1)。これは前回調査の57.7%を約5ポイント上回っている。一方で「ほぼすべて不適切な回答だった」は1%、「おおむね不適切な回答だった」は3.6%に過ぎなかった。合計で4.6%となり、これも前回調査の6.9%を2ポイント以上下回った。「適切な時と適切でない時と同程度」は32.8%だった。これらの結果、この1年強で「生成AIの回答の精度は高い」と実感している人がじわりと増えていることがわかる。
生成AIで「業務効率の向上」は8割強…アイデア出しも
「実際に業務の効率は向上したか」との質問に対しては「大幅に効率が向上した」との回答が19.3%だった。「ある程度効率が向上した」との答えも62.5%に達し、合わせると81.8%を占めた。これは前回調査と同程度で、生成AIを使った大半の人が業務効率化を実感していることがわかった。一方で「変わらない」との回答は17.2%、「効率が下がった」との回答は1%にとどまった(図表2)。
「大幅に効率が向上した」「ある程度効率が向上した」と答えた人に対して、具体的な効果の内容を聞いたところ、最も多かったのは「文書や資料の作成、校正にかかる時間短縮」で58%(複数回答)。次に多かったのは「アイデア出しが楽になった」で47.8%だった。生成AIがコスト削減や業務効率化だけでなく、創造的な業務の役割を果たしつつあることが浮き彫りになった。三番目に多かったのは「情報検索、収集の手間が削減、速度が上昇した」で42.7%だった(図表3)。
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