「会社に迷惑がかかるから辞めるしかない」は本当?
「制度を利用できない」から辞める?
介護離職した人は、どのような理由からその決断に至ったのでしょう。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングのアンケート調査からわかるように、勤務先に両立支援制度が整備されていなかったことや、介護休業を取得しづらい雰囲気があることなど、【勤務先の問題】が介護離職の理由として一番多くなっています。
そのほかにも、介護保険サービスなどの利用方法などがわからなかった【サービスの問題】や、自分の希望(仕事を続けたくなかった)などが続きました。
しかし、介護休業制度は法律に定められているため「私の会社には制度がない」ということはありません。本人または経営者が「制度を知らなかった」がゆえの結果だとすると、極めてもったいない離職のような気がします。
自責の念が離職につながるパターン
また、「自分の希望(仕事を続けたくなかった)」にも注意が必要です。介護に専念したいなどの理由で就業継続意思がないのであれば問題ありません。
しかし実際には、日々の介護によって心が蝕まれ、たとえば業務上のミスが増えた結果、「これ以上会社に迷惑をかけたくない」という思いが強くなり離職を決断するパターンが少なくないのです。
こうした精神的な理由での離職はトラウマになり再就職に苦労する傾向にあるため、回避するが望ましいでしょう。
和氣 美枝
一般社団法人介護離職防止対策促進機構(KABS) 代表理事
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