1年に数度ある全体相場の暴落は大チャンス
2024年は8月5日に全体相場の大暴落がありました。日経平均株価が史上最悪の前日比4,451円も急落し、多数の銘柄がその年の最安値をつけました。こうした暴落は株価を安値で仕込む大チャンスになります。
暴落している最中はSNSやメディアが恐怖や不安をあおりまくることもあって「どこまで下がるかわからない」と買いを入れるのをためらってしまいがちです。でも個別株投資をするなら、
●日経平均株価が5~10%程度下落する暴落が1年に何度かある
●世界的な景気後退や金融危機が発生しない限り、暴落後には株価が反転上昇するケースが多い
といった株価暴落の頻度や性質について理解しておくことも大切です。暴落はピンチではなくチャンスと考えられるようになってください。例えば、
といったルールを決めてもいいでしょう。
安値で仕込むために「アノマリー」を理解するのも有効
全体相場の季節的なアノマリー(説明困難だが統計的な傾向)を理解することも個別株をなるべく安値で仕込むうえでは有効です。必ずしも毎年そうなるわけではないですが、ものすごく大ざっぱでざっくりした株式市場の1年の流れは、
● 株は1月~4月に上昇しやすく、5月~6月にいったん下落しやすい。
● 7月~8月は上がるケースもあるが下がることが多く、8月~9月に全体相場が年間の安値をつけることも多い。
● 10月~12月に再び上昇しやすい。
つまり、株を安く買いたいなら5月~6月か8月~9月が狙い目となります。
[図表1]は日経平均株価と米国のダウ工業株30種平均の過去60年近い値動きから集計した月間の平均騰落率です(三井住友DSアセットマネジメント調べ)。
日経平均株価の5月~6月の騰落率はそれほど悪くありません。8月~9月は日経平均株価もダウ工業株30種平均も月間の騰落率がマイナスになっています。そう考えると、
というルーティンで毎年、狙った高配当株を購入していくのがいいかもしれません。「これが正解」という答えはありません。自分なりに高配当株の買いタイミングを研究しましょう。
かつを
YouTuber
※本記事は『買って寝るだけ! ゼロから5年で月5万円もらえる高配当株』(KADOKAWA)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。記載内容は当時のものであり、また、投資の結果等に編集部は一切の責任を負いません。
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![[図表1]日経平均株価・米国ダウ平均の月間平均騰落率](https://ggo.ismcdn.jp/mwimgs/5/3/540/img_530f07b77853f312a4a7e211f9101f3e86236.jpg)
