国になんて1円も残す気はない、死ぬまでに全部使い切るぞ!…資産8,000万円の60歳会社員、誰もが羨むリタイア生活に満面の笑みも、わずか8年後に老後破産危機へ転落したワケ

国になんて1円も残す気はない、死ぬまでに全部使い切るぞ!…資産8,000万円の60歳会社員、誰もが羨むリタイア生活に満面の笑みも、わずか8年後に老後破産危機へ転落したワケ

老後資産の準備は多くの人が抱える課題です。一方で、資産は十分あり普通にしていれば一生安泰で暮らせるはずが、なぜか数年後にピンチに陥ってしまう……。こんなケースもあるようです。見ていきましょう。

資産8,000万円「一生安泰だ」と60歳で退職

田中道夫さん(仮名)は、60歳の時に資産8,000万円を保有していました。内訳は退職金と預貯金、そして親からの相続分です。

 

田中さんはこれといった趣味もなく仕事に打ち込む人生を送ってきました。お金は自然と貯まり、相続も受けたため、気がつけば老後の心配はまずないという金額になっていたのです。

 

老後資金が足りないことに悩む人が多いところ、田中さんの場合はその逆で「どう使い切るか」ということに悩むようになりました。

 

独り身であり、ひとりっ子の田中さんは、資産を残す相手がいません。寄付しようという気持ちは一切なく、老人ホーム代として多少用意しておくにしても、今ある資産に加えて65歳になれば年金が入ってきます。

 

そのため、かなりの金額が余ってしまうのではないか。そう考えました。相続人がいない場合、財産は国庫に入ることになることは知っていました。

 

「そんなことになるなら、全部使い切らなきゃ損じゃないか」

 

そう思った田中さんは、60歳ジャストで仕事をきっぱり退職しました。そして、老後を心ゆくまで楽しむため、手始めに古くなり始めたマンションをフルリフォーム。家具も総入れ替えしました。車も「人生最後の買い替えだから」と憧れの高級外車を選びました。

 

そこでやめておけばよかったものの、これらの支出が田中さんの金銭感覚を狂わせることに。一度大きな金額を使うと、多少の支出は気にならなくなっていきました。

 

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