中小企業ならではの価値との向き合い方
しかし、山田さんの選択には大きな価値がありました。中小企業ならではのメリットを挙げてみましょう。
1.早期からの重要な意思決定への参画
2.技術開発から製品化までの一貫した経験
3.顧客との直接的なコミュニケーション
4.経営陣との距離の近さ
5.自身のアイデアを形にできる機会の多さ
「給与面では大企業におよびませんが、一技術者として成長できる環境がありました」と山田さんは振り返ります。
では、山田さんのように中小企業で働く人々は、この現実とどう向き合えばよいのでしょうか。定年直前ではなく、早い段階から意識しておきたいことをまとめてみました。
1.自己価値の再定義:金銭的な成功だけでなく、スキルや経験の面から自己評価を行う
2.専門性の確立:中小企業での幅広い経験を活かし、特定分野のエキスパートとしての地位を確立する
3.副業・複業の検討:専門知識を活かしたコンサルティングなど、収入源の多様化を図る
4.継続的な学習:最新技術や業界動向へのキャッチアップで、市場価値を維持・向上
企業規模による給与格差は現実として存在しますが、それぞれの働き方に価値があります。大切なのは、自身の選択に誇りを持ち、その環境でしか得られない経験を最大限活かすことではないでしょうか。
三原 由紀
合同会社エミタメ
代表
注目のセミナー情報
【海外不動産】12月18日(木)開催
【モンゴル不動産セミナー】
坪単価70万円は東南アジアの半額!!
世界屈指レアアース産出国の都心で600万円台から購入可能な新築マンション
【事業投資】12月20日(土)開催
東京・門前仲町、誰もが知る「超大手ホテルグループ」1階に出店!
飲食店の「プチオーナー」になる…初心者も参加可能な、飲食店経営ビジネスの新しいカタチとは?
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

