年代やライフステージに合わせて臨機応変に金額や商品を決定
新NISAはフレキシブルで使いやすい制度ですが、iDeCoには所得控除という新NISAにはない税制優遇があります。お得なので家計に負担のない範囲で積み立てるのがおすすめ。運用姿勢も先ほど紹介したような組み合わせを実践するのが基本です。
そして、年代やライフステージによって、積立金額や商品の組み合わせを変えることも大切。「年代が上がるにつれ保守的な運用姿勢で」と紹介しましたが、これは、リスク許容度の変化を意識する必要があるからです。年代が上がると運用期間が短くなり、解約したいときにちょうど市場が値下がりしていることもあるので、債券中心の保守的な運用にシフトすべきなのです。
また、ライフステージごとに優先順位も考える必要があります。手持ち資金や収入が少ない20代は、解約可能な新NISAのつみたて投資枠の比率を上げるのがベターです。結婚・出産・住宅購入などライフイベントの多い30代も、教育用、住宅購入用など目的別に新NISAを利用するのを優先に。iDeCoは30〜40代から少しずつ始めればOKです。臨機応変に積立額や組入比率も変えましょう。
山中 伸枝
株式会社アセット・アドバンテージ
代表取締役
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