保険ショップはあくまでも「営業マン」
保険ショップの側も、連携している保険会社の商品すべてを扱っているわけではありません。「こんな手数料じゃ売れないよ」というような商品ははじめから扱わないのが通常です。
仮に、扱っている商品のほかにもっといい商品があることを知っていても、保険ショップではその商品をお客さんに紹介することはありません。お客さんにすすめる理由が手数料である場合は、「ウチがもらえる手数料がほかの商品より高いからこの商品をすすめています」といわなければいけないルールになっているのですが、手数料が低い商品をそもそも扱わないことにしておけばいわなくてもよいので、そのルールがしっかり機能しているとはいいがたいところです。
保険ショップが「公正・中立」をアピールしていたとしても、そもそも商品ピックアップの時点で品揃えが偏っている可能性に注意しましょう。
共済を取り扱えない保険ショップ
また、じつは、保険ショップを含む保険代理店では法令により共済は取り扱えません。どんなに良心的な保険代理店であっても、顧客満足度の高い共済商品を紹介してくれることは絶対にありません。
そういった意味でも、保険の加入・見直しを検討するときは、まずは自分で共済をチェックすることから始めましょう。保険ショップで紹介してくれるのは、共済も含めた保険商品全体から見れば「顧客満足度のあまり高くない商品」にすぎないということです。
保険ショップは本質的に「消費者の味方」ではなく、あくまでも「保険会社から依頼された営業マンやセールスレディ」なのです。
我妻佳祐
マネックスライフセトルメント代表取締役
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