「ぶらぶら社員」が日本経済を変えてきた!?
成功例の研究は当然のことです。それにさらに磨きをかけて改良することで経営として成り立つわけです。しかし、長くは持たないので常に発想の起点を変えることが大切です。
例えば、ぶらぶら社員の存在。「ぶらぶら社員」とは、某企業が一九七九年に新商品のアイデアを生み出すために採用した仕組みです。彼らは、一定期間、世界を〝ぶらぶら〟見て歩き、商売のネタを探し新商品のアイデアを考えることに専念するのです。
日本が経済の最先端を極めた陰には、彼らの存在が大きかったかもしれませんね。戦国時代の忍びに似て、外国の伝統文化を参考に取りいれていくという方法を日本はとってきたわけです。
世の中には様々な企画へのヒントになるものが転がっています。人まねだけでは此処まで日本経済は大きくはなれなかったことでしょう。
作り出すことはクリエーターの仕事です。ついに誰も発想しなかったことへの挑戦を開始しました。やはり、商売のヒントは誰かのまねをすることから次第にそれをステップにして高みへと登ることが出来れば、さらに良い商品ができることに日本人は気づきました。誰もが作り出せなかったものなどあるわけがないのです。存在するオリジナルを発展させることに意義があります。
発明は必要の母と言います。不動産投資は安全かつ有利な利潤を保証するために作られたと言えるのではないでしょうか。
街のあちこちに在る駐車場。当然ですが、駐車場は駐車の必要性があるところに発生します。停めにくいところには需要がないわけですから。不動産も同じで人が住めないところは価格が安いのです。
同じ額なら不動産業の方が早く作れます。資金調達のスピードでいえば不動産融資は相場が決まっているので専門店なら即行で融資してくれます。他の業種で大きなお金を作ることは困難なのではないでしょうか。