今回は、「ネット証券」で口座を開設する方法を見ていきます。※本連載は、「相場の福の神」として知られる藤本誠之氏が監修した、『イラスト図解 株の超基本』(池田書店)の中から一部を抜粋し、売買の基本をマンガの登場人物たちが実際に株を購入するストーリーを追いながら、株の売買の基本を解説していきます。

口座の開設は「3ステップ」で完了

 

 

それでは実際に証券会社の口座を開設してみましょう。まずは証券会社のホームページにアクセスし、画面に従って操作すればステップ②までの手続きが完了です。

 

 

数日後、証券会社から書類が送られてくるので、必要事項を記入し、返送しましょう。そのなかで、「本人確認」が必要となります。そのため、免許証や年金手帳などの本人を確認できる書類の写しを送ることになります。

 

これで口座開設が完了します。途中でわからないことが生じたら、遠慮せずに証券会社に聞いてみましょう。SBI証券ならば、Webサイトの「お問い合わせ」をクリックすると、フリーダイヤルの番号などの案内が表示されます。

初心者は確定申告が不要な「特定口座」がおすすめ

口座開設の申し込みをするときに、「特定口座」か「一般口座」か、どちらを選ぶかを問われます

 

大きな違いは確定申告が不要か必要かということです。通常、株の売買で利益が生じた場合(20万円を超えた場合)、利益に20.315%(所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%)の税金がかかります。

 

原則は、株を売買した本人が税務署に確定申告をしますが、特定口座を選び、「源泉徴収あり」を選択すると、証券会社が本人に代わって税金を納付してくれるのです。ただし、この場合、売買益が20万円に満たなくても、自動的にこの税金を支払うことになってしまうので注意が必要です。

 

特定口座を選ぶと自分が年間いくら売買をしたのかは、証券会社が集計してくれるので、初めて株取引をする人は特定口座を選ぶほうがよいでしょう。

 

株の利益に税金がかからないNISA口座も開設しておく

口座開設をするときに、NISAの口座も申し込んでおきましょう。

 

NISAとは、毎年、100万円分の株の利益に税金がかからなくなる制度です。非課税期間は投資を始めてから最長5年間、非課税枠は最大500万円となっているので、株投資初心者には大変お得な制度なのです。

 

口座開設は無料なので、一般の証券取引口座と一緒に開設すると便利です。ただし、NISA口座は一人一口座のみと限りがあります。一般の証券口座は、複数の証券会社に口座を開くことができます。

 

しかしNISA口座の場合は、一つの証券に口座を開いたら、ほかの証券会社にNISA口座は開設できません

 

また証券会社により、NISA口座での売買は手数料無料などの特典があるので、開設する前に各社のホームページでチェックしておきましょう。

 

 

イラスト図解 株の超基本

イラスト図解 株の超基本

藤本 誠之

池田書店

株の入門書はいろいろとあるけれど…「けっきょく何から始めればいいの?」。 入門書を読んだけど、結局はじめられなかった人、儲けられない人に向けた実戦的株入門! 売買の基本、銘柄選び、賢い儲け方など、マンガの主人公…

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