まずは「身近な商品」から銘柄を選んでみる
まずは銘柄、どの株を買うかを決めます。ただ、最初はどれを選んだらよいか迷うと思います。
そんなときは、まずは身近なものを一つ買ってみましょう。ゲームが好きならば、自分がひいきにしているゲーム会社を選んでもよいでしょう。あるいは、おなかの調子がよくないときに飲む整腸剤がよく効く。そんな理由で整腸剤の会社を選ぶのもアリです。
いざ、株を買うとき「損したらどうしよう」と弱気になることもあります。そんなときは、注文するときに二つの「分ける」を意識するとよいでしょう。
二つというのは、「銘柄」と「時間」です。手元の資金が30万円ならば、全額を一つの銘柄に投資するのではなく、最初は3万円程度をいくつかの銘柄に投資しましょう。しばらく様子を見て、問題がなければ、もう一度同じ銘柄に投資します。銘柄を分け、時間を分散させて買うことで、株価が下がっても痛手は最小限にとどめることができるのです。
そして買う前には、その会社のホームページで最近の動向をチェックしてみましょう。問題ないようでしたら、まずは一度売買してみましょう。
株を購入する際は「売買単位」に要注意
銘柄が決まったら、証券会社のホームページにログインして、買い注文を出します。買う数量は、いくらお金をかけるかで変わってきます。下記図表に「現在値」5888円とありますが、これが1株の値段です。
では5888円を用意すれば、ソフトバンクの株が買えるかというと、そうではありません。その下側に、「売買単位100」とあります。これは、ソフトバンクは100株単位で売買できることを意味しています。つまり最低でも100株、それ以上は200株、300株と100株単位でしか売買できません。
株価は1株、5888円、100株ということは、最低でも58万8800円が必要になります。資金が足りないようでしたら、別の銘柄を探しましょう。
なかには株価が10円、売買単位1000株、最低1万円で買える銘柄もあります。株投資の資金が10万円しかない、それでもソフトバンクの株が欲しい、という人は単位未満株がおすすめです。
これは、売買単位が100とあっても、10株や1株でも買えるサービスのことで、10万円あれば、大半の銘柄を買うことができます。少ない予算でも気軽に株投資を始めることができますが、取引ができる時間に制限があるなど、デメリットもあります。
証券会社により「S株」「プチ株」などと、呼び名や売買できる株数などの条件が変わりますので、各社の商品を見比べてみましょう。