(※写真はイメージです/PIXTA)

親は子を選べず、子も親を選べず……といいますが、親子にも相性の良し悪しがあるようです。親が元気なうちは、ほどよい距離を保てていても、親の介護問題が勃発し均衡が崩れることもあるでしょう。特に母と娘といった女同士は遠慮がないケースも多く、親子関係が破綻してしまうといった最悪の事態に陥ることも。本記事では、田中さん(仮名)の事例とともに、超少子高齢社会における「親の介護」の実態について、合同会社エミタメの代表を務めるFPの三原由紀氏が解説します。

適切な介護施設選び・家族間のコミュニケーションの重要性

ハルさんの様子が落ち着いたところで、秋子さんは不本意ながら話を聞くことにしました。その日は、スポクラ仲間がハルさんの大好きな練り切りを持って訪ねてきてくれたとのこと。一人では食べきれないと思い、ホーム内でお裾分けをしたところ、職員に回収されてしまったというのです。

 

「家(自宅)で暮らし続けてたかったのに強制的にホームにいれられて、しかも、お菓子を配っただけなのに取り上げられてヒドイじゃないの……」とぼやきます。

 

その様子をみて秋子さんはなにもいうことができませんでした。たしかに、両者の言い分はもっともです。

 

持ち込みの生菓子を勝手に配られて入所者が体調不良になったら困る、という施設側の立場。美味しいものをお裾分けしたかったという母の気持ち。そこには少しでも居心地のいい環境にしたい、という母の想いがあったのかもしれません。

 

ホーム選びは金銭面を考慮することも重要ですが、慎重に行う必要があります。複数の施設を見学し、費用やサービス内容、雰囲気を比較検討すべきでした。また、ケアマネージャーなどに納得いくまで相談してもよかったかもしれません。

 

さらに、介護においては、家族間でのコミュニケーションは不可欠です。秋子さん母娘は長年ギクシャクした関係だったといいます。母娘の歴史を他人が伺い知ることはできませんが、せめて人生の最終局面でお互いに後悔を残すことだけは避けたいものです。

 

 

三原 由紀

合同会社エミタメ

代表

 

 

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