「理想の最期」へ向けて周囲の人ができること
大崎博子さんのように、周囲から見て元気な状態で最期を迎えられる人はそう多くはありません。そんななか「納得した最期」を迎えるために、私たちは何ができるでしょうか。また、家族や友人、福祉はどのようなサポートができるのでしょうか。
終末期の在宅診療に取り組む医療法人あい友会理事長、野末睦 医師(あい熊谷クリニック院長 兼任)は大崎さんの最期について、「すぐに発見されるように事前にいろいろ手配されており、とても素晴らしいことだ」と話します。
野末医師によると、大崎さんのように健康なまま最期を迎えられることは稀で、ほとんどの人がなんらかの心身疾患を患って亡くなっていくと言います。
近年は以前に比べて、本人が「納得した死」に向かって準備するということが社会的に尊重されるようになりました。
「大崎さんのように、エンディングノートを残すのは良い。どのように最期を迎えたいのか、周囲にも伝えておくといいでしょう」
家族や友人ができることとして、「もし『もうだめだ』『もう終わりだ』と言われたら、『そんなこと言わないで』などとは決して言わず、『私はあなたと1秒でも長く話せるとうれしい』というように、思いを受けて会話を止めないであげてほしい」と強調します。
『逝く瞬間』は誰にも選べません。だからこそ唯一選べる『生き方』が、納得した最期を迎えるために最も大切なのかもしれません。
※この記事は、THE GOLD ONLINEとYahoo!ニュースによる共同連携企画です。
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
注目のセミナー情報
【医院開業】9月26日(木)開催
【医師限定】人生設計から考える!
医療業界に精通したFPが語る〈医院開業資金〉のリスクと備え
【国内不動産】9月28日(土)開催
日本製鉄独自技術「NSスーパーフレーム工法」で実現する
長期的に資産価値が落ちない新発想の〈高気密〉〈高断熱〉賃貸マンション経営
【海外不動産】9月28日(土)開催
海外不動産の投資手法をアップデート!
日本国内の銀行融資を活用した「最新・ベトナム不動産投資戦略」