投資信託にかかる「税金」
投資信託で運用することによって得られる利益は、大きく2つあります。「分配金」と「値上がり益」です。かかる税金の税率は、分配金、値上がり益ともに、20.315%です。
投資信託には決算日が設けられています。これは企業の決算と同じようなもので、一定期間運用した結果を締める日です。決算日は、毎月設けられているものもあれば、半年に1度、あるいは1年に1度など、投資信託によって異なりますが、基本的に1年に1回という投資信託が多いようです。この決算日に、前回の決算日の翌営業日以降からの運用成果を決算して、運用益が生じている場合は、その一部を受益者に還元することがあります。これが分配金です。
また、投資信託に組み入れられている株式や債券の価格が値上がりしたり、株式の配当金や債券の利子が発生したりすると、それらが加味されて基準価額が上昇します。基準価額が上昇した時に解約したり、もしくは償還されたりすると、購入時の基準価額との差額が利益になります。これが値上がり益です。
NISA・新NISAは、一定の投資金額まで、この分配金と値上がり益にかかる税金を非課税にするという税制措置です。
中野 晴啓
なかのアセットマネジメント株式会社
代表取締役社長
杉原 杏璃 氏登壇!
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
(入場無料)今すぐ申し込む>>
注目のセミナー情報
【海外活用】12月7日(土)開催
従来の分散投資で資産を守れるのか?
新時代の富裕層が実践する
金融大国「シンガポール」や「フィリピン永住権」を活用した新・資産防衛法
【国内不動産】12月7日(土)開催
元サラリーマン大家の現役投資家社長が伝授…
インバウンド需要を逃すな!
《札幌・民泊投資》で勝ち組になる方法
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】