(※写真はイメージです/PIXTA)

誰だって搾取ビジネスに騙されたくはないですよね。行政書士の服部真和氏は著書『できる社長のお金の守り方 オイシイ話はなぜ稼げないのか』で搾取ビジネスの具体例を取り上げています。一体どんなものがあるのか、本書から紹介します。

何で食べているのか、わからない人は相手にしない

では、どんな肩書が裏を取れないのでしょうか? よくあるのは「△△企業社長(事業名のみで会社名が一切ない)」「年商〇億の●●」「●●で〇億稼いだ人」「大手××勤務」など、何かよくわからない肩書です。冷静に本書を読まれているときなら「そら胡散臭いでしょ」と思われるでしょう。


しかし、搾取ビジネスの説明を受けた後で、何かの商品やサービスの申し込みを検討しているときは、意外と見落としがちです。いくら気分が上がって申し込もうと思っているときでも、こういう肩書であれば踏みとどまったほうが賢明です。


もちろん「何かよくわからない肩書」というのは、このほかにもたくさんあります。バリエーションが多すぎて紹介しきれないほどです。たとえば「〇〇コンサルタント」「〇〇プロデューサー」「〇〇クリエイター」「〇〇インストラクター」「〇〇カウンセラー」「〇〇研究家」「〇〇専門家」「〇〇評論家」「〇〇認定講師」「〇〇実践家」「〇〇探究者」などがあります。


誤解のないように書きますと、これらに該当すると即アウトというわけではありません。僕自身「法規制コンサルタント」を名乗ることがありますし……。また、僕の周辺の親しい知り合いも該当する人が多いので、その方々を批判する意図もありません。大事なのは次の5点です。


(1)しっかりと裏を取れるものか


(2)肩書に一貫性があるか


(3)コロコロ肩書が変わっていないか


(4)曖昧な仕事か


(5)収入源が不明確でないか


これらを踏まえて総合的に判断してください。ちなみに、出版社の編集者は、あちこちから出版の企画書を持ち込まれますが、真っ先に目を通すのは著者プロフィールという方がいました。曰く「パッと見て何で食べているのか、わからない人は相手にしない」そうです。


本書の編集担当さんも、肩書が多いことに苦言を呈していたので、出版を目指している方は参考にしてみてもいいかもしれません。

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※本連載は、 服部真和氏による著書『できる社長のお金の守り方 オイシイ話はなぜ稼げないのか』(秀和システム)より一部を抜粋・再編集したものです。

できる社長のお金の守り方 オイシイ話はなぜ稼げないのか

できる社長のお金の守り方 オイシイ話はなぜ稼げないのか

服部 真和

秀和システム

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