筆者がAさんに助言した2つの対策
➁基本給(月給)を抑えて賞与を増やす
賞与については算定上限が150万円と定められています。そのため、月々の給与を下げて賞与を150万円以上にすることで、総報酬月額を下げることが可能です。
たとえば給与を月23万円に下げ、残りを賞与で受け取れば、在職老齢年金によって年金額を調整されることはありません。給与の受け取り方について会社と相談してみましょう。
③フリーランス(個人事業主)として業務委託の形で仕事を受注する
厚生年金保険に加入しながら働く場合、在職老齢年金が適用されるため、年金額の一部または全部が支給停止となります。そのため、厚生年金保険に加入しない働き方にすれば年金の支給停止を回避できます。会社に業務委託で仕事ができないか交渉してみましょう。
こんなはずでは…後悔しないためにできること
日本では長寿化とインフレにより、年金だけで長い老後を過ごすことが年々難しくなっています。
そのようななか、老後の生活に対する不安から、定年を迎えても退職する人は減り、再就職する人も少なくありません。
安心して老後を過ごせるよう、年金の受給額と老後に必要なお金を確認して早めの準備を心がけましょう。Aさんのように「こんなはずでは」と後悔しないためにも、年金の仕組みをしっかり理解して、損をしないように対策することが重要です。
武田拓也
株式会社FAMORE
代表取締役
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