(※写真はイメージです/PIXTA)

タワーマンション(タワマン)の住民の中には、物件が古くなっても家賃が上がる現象に困惑している人が多くいます。通常、日本の不動産物件は経年劣化によって価値が下がるものと考えられがちですが、タワマンにおいてはその逆の現象が起きることがあります。その背景を詳しく見ていきましょう。

「古くなったのに高くなることがあるかってゴネましたよ」

6. 高級物件としての価値

 

タワマンは、築年数が経過しても高級物件としての価値を維持しやすいという特徴があります。高品質な建材や設計、最新の設備が導入されているため、築年数が古くなってもその魅力が失われにくいのです。さらに、他の物件と比べてメンテナンスが行き届いていることも、家賃が高く保たれる要因の一つです。

 

7. 路線価の影響

 

家賃が上昇する要因の一つとして、路線価の影響も無視できません。路線価とは、国税庁が毎年公表する、道路ごとに定められた土地の価格です。都市部の人気エリアでは路線価が年々上昇する傾向にあり、それに伴い地価も上昇します。地価が上がれば当然、賃貸物件の家賃も上昇することになります。

 

実際にタワマンを賃貸している住民に話を聞くと、「基本的に今住んでいるタワマンが好きだし、将来可能であれば購入したいとも思っているので、高めの修繕積立金があってもいいと思います。とはいえ契約更新で家賃が高くなったときはかなり揉めましたが。古くなったのに高くなることがあるかってゴネましたよ」とのこと。

 

家賃が上昇することに異議を唱えることがあっても、管理組合や不動産会社との交渉で決着がつかない場合が多いです。仕方がないことだが、少しきつい…というのが本音であるようです。

 

「タワマンが古くなっても家賃が上昇する現象」には、立地の価値上昇やブランド力、資産価値の維持、周辺環境の改善、市場の需給バランス、そして高級物件としての価値など、複数の要因が絡み合っています。特に大規模修繕には莫大な費用がかかるため、これを賄うために家賃が引き上げられることもあります。今後もタワマンの需要は続くと見られ、その家賃の動向には引き続き注目が集まります。

 

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