二人三脚で実現をめざす
そしてそれを実現するために、夫婦バラバラではなく、二人三脚で家計に向き合い、お金を貯めていくのです。
実は僕も、20代のころから「ねえ、1億円貯めたら会社辞めてもいい?」とよく妻に言っていましたが、そのたびに「何言ってんの? 1億じゃダメ」と言われ続けてきました。
ただ、妻は「1億円ごときで会社を辞めるな、定年まで働き続けろ」という主旨で言っていたのではありません。そのあとに妻は「将来のプランニングをすることなく、1億円という数字だけを見て盲目的に安定的な収入を断つということのリスクに気づいてほしい」と続けていました。
たしかに今振り返ると、20代で1億円の貯蓄では全然足りなかったですね。「夫婦で一緒に先を見通して、確信をもって会社を辞める」ということの大切さにハッと気づかされた出来事でした。
このようにして、夫婦で一緒にお金のことを話し合えたからこそ、今があるのだと感じます。
実際、44歳で1億1,000万円貯めたあと、僕が妻に「会社辞めようと思うんだけど」と相談したときは、「辞めたあと何もしないんじゃなくて、好きなことでお金を得ながら生きていくんだよね? それなら大賛成だよ」と、すぐに理解をしてもらえました。
相手に疑念やしこりを残したままFIREしても、そこに幸せはありません。パートナーから見た不安点などを正直に話し合い、どのように考えて相手のFIREを認めることにしたのか、お互い納得のうえで行動に移すことが大切なのです。FIREを目指している人は、今の段階からパートナーを巻き込んで計画をはじめてください。
寺澤伸洋
作家/講演家
※本記事は『ぶっちゃけFIRE 手取り25万円で子育てしながら1億円ためる方法教えます』(主婦と生活社)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
注目のセミナー情報
【税金】11月27日(水)開催
~来年の手取り収入を増やす方法~
「富裕層を熟知した税理士」が考案する
2025年に向けて今やるべき『節税』×『資産形成』
【海外不動産】11月27日(水)開催
10年間「年10%」の利回り保証
Wyndham最上位クラス「DOLCE」第一期募集開始!
【事業投資】11月28日(木)開催
故障・老朽化・発電効率低下…放置している太陽光発電所をどうする!?
オムロンの手厚いサポート&最新機種の導入《投資利回り10%》継続を実現!
最後まで取りつくす《残FIT期間》収益最大化計画
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】