(画像はイメージです/PIXTA)

会社の決算書には「会社の健康診断」ともいうべき重要な情報が詰まっています。決算書が読めるようになると、会社の問題点はもちろん、投資するメリットがあるかどうかまでわかるようになります。税理士・公認会計士の岸田康雄氏が、超基本的な部分を初心者にもわかりやすく解説します。

決算書は会社の「健康診断結果」のようなもの

生徒:先生「株式投資を始めるときは、会社四季報で決算書を読まなければいけない」といわれました。決算書を読むことで、なにがわかるのでしょうか?

 

先生:決算書が読めるようになると、さまざまなことがわかるようになります。決算書は「会社の健康診断」の結果のようなものです。この1年で身長・体重がどのぐらい増えたのか、メタボになっていないか、病気にかかる心配はないか、治療が必要かどうかもわかるようになります。

 

生徒:具体的に、なにを診断するのでしょうか?

 

先生:事業はお金を稼ぐことが目的ですから「無駄なく稼いでいるかどうか」を診断することがいちばん重要です。これを「収益性」といいます。それから「安全性」、すなわち倒産の危険性がないか。「成長性」、すなわち事業の規模はどれくらい大きくなっていくか。このようなことが診断ができるのです。

 

生徒:私はいままで決算書を読んだことがありませんでした…。一般的に、決算書はだれが読むものなのでしょうか?

 

先生:「株式投資のため」といいましたが、株主が読むものです。株式が上場されている場合は、個人を含めた数多くの株主、すなわち投資家ということになります。

 

生徒:なるほど…。

 

先生:上場企業は投資家からお金を出資してもらっています。つまり、会社にとって見ず知らずの他人からお金を集めていることになります。株式を上場させた会社には、社会的にキチンと経営することと、お金を出してくれた株主へ会社のお金に関する詳しい報告が必要です。この報告を行うものが、決算書なのです。

 

生徒:会社は銀行からもお金を借りていますよね?

 

先生:そうですね。銀行は株主ではなく債権者という立場ですが、お金を借りている会社は、継続的に決算書を銀行へ提出しています。

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