今回は、若い世代ほど「ワンルーム投資」を有利に進められる理由を見ていきます。※本連載は、不動産投資家として活躍する台場史貞氏の著書、『妻を社長にしてワンルーム経営』(かんき出版)の中から一部を抜粋し、サラリーマンでもできる「東京の中古ワンルーム投資」の手法を紹介します。

資産形成に時間をかけられる「20代」が打ってつけ

ある58歳の男性に相談を受けたときのことです。

 

「いま投資の資金は150万円ですが、ワンルーム投資で資産形成できますか」

 

若い人ならともかく、50代の後半で150万円しか用意できないというのではムリがあります。

 

「正直に申し上げると、50代後半なら2000万円くらい、最初の1戸目は現金で買えるくらいでないと、ムリでしょう」とお伝えしました。

 

資産の形成には、時間をかけるか、当初の資金が十分にあることが必要です。私は当初の資金を一定額貯めたから、40代半ばごろからワンルーム投資もできたのです。

 

逆に考えると、いまの20代、私たちの子ども世代は、まさにワンルーム投資を行うには打ってつけの世代です。たとえば、「20代後半の夫婦、賃貸アパート住まいだけど、コツコツお金を貯めて当初資金は150万円」の人にワンルーム投資の意欲があれば、絶対におすすめします。

 

この若い世代の場合は、最初のワンルームの購入で、1000万円くらいのローンを組む必要があります。いざ始めたら、繰上げ返済をがんばって進め、10〜15年でローンのないワンルームマンションを所有できます。

ローンの返済は「入居者」にやってもらえばいい!?

このワンルーム投資を数戸繰り返していくと、資金を資産化でき、複利効果が生まれ、初めて、「ローンの元金と利息はこれまでの入居者が払ってくれた」と実感できます。そのとき、毎月、家賃分のうちの数万円のお小遣いを手にする喜びをあらためて感じるでしょう。

 

そのころには若い夫婦に子が生まれ、その子が小学生くらいにはなっているはずです。そのとき妻は、パートを探してあくせく働く必要もない喜びに浸れます。

 

夫もまさに脂がのった時期。毎月の月給のうちの数万円とボーナスを貯蓄していれば、繰上げ返済もでき、さらにワンルームの購入戸数を増やすことも可能です。ローンを完済し終えた物件は、確実な担保として活用できます。

 

私の知人にも何人かそのような人がいますが、みなさんも安定した収入を得られることの開放感をぜひとも感じてください。

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    本連載は、2015年9月1日刊行の書籍『妻を社長にしてワンルーム経営』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

    妻を社長にしてワンルーム経営

    妻を社長にしてワンルーム経営

    台場 史貞

    かんき出版

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