不動産を購入して運用・管理し、家賃収入や売却益を得る「不動産投資」。その成否を分けるのが「物件の選定」です。ここで選択を間違えると、取り返しのつかないことになることも。不動産業界のトップセールスマンだった齊藤郁織氏が、物件選定のコツを解説します。

物件選定のコツ(4)周辺エリアの人口動態

賃貸の需要は、エリアの人口の動きと関連します。これから人口が増えていくエリアは賃貸需要が高く、賃料・物件価格ともに上がる可能性があります。逆に言えば、人口が減少するエリアは賃貸需要が少なく、賃料・物件価格ともに下がっていきます。

 

日本全体では人口が減少しているものの、都心部では増加しているエリアも多いので、間違いなく都心部の物件の方が下落リスクは小さいです。ただし、まれに人口減少していても別の要因で価格が上がっているエリアもあります。1つの参考情報として人口動態を見るとよいでしょう。

物件選定のコツ(5)周辺地域の開発計画

上記の人口動態とも関連するのですが、物件の周辺エリアにて再開発が見込まれている場合、その地域に人気が出て需要が高まり、賃料・物件価格が上がる可能性があります。現在、都内だけでも再開発が進んでいる地域はたくさんあります(渋谷、田町、高輪ゲートウェイ、虎ノ門……)し、その他のエリアも同様です。不動産会社から物件の提案をもらったときに周辺の開発計画まで聞いておくと、将来の物件価値をある程度イメージすることができます。

 

もちろんインターネットで開発計画を調べることも可能ですので(「XXX 再開発」など)、気になる方は調べてみましょう。著者のX(旧Twitter)でも、最新の再開発情報をわかりやすく解説しています。選定ポイントは以上となります。しっかりと自分の中で不動産選びの軸を持ち、納得感のある不動産投資を行いましょう。

 

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