6月12日の日経平均株価は、朝方から軟調な展開となりました。米国で5月の消費者物価指数(CPI)や米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えるなか、持高調整の売りが入ったとみられます。指数は寄り付きに下げてはじまったのち、取引時間中は小幅な値動きに終始し、前日比258.08円安の38,876.71円で取引を終えました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが51銘柄、値下がりが170銘柄、変わらずが4銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、ファーストリテイリング〈9983〉、リクルートホールディングス〈6098〉、テルモ〈4543〉、第一三共〈4568〉、ソニー〈6758〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、TDK〈6762〉、ファナック〈6954〉、日東電工〈6988〉、ディスコ〈6146〉、ソフトバンクグループ〈9984〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は15億0,100万株となり前日と比べて増加した一方、売買代金は3兆3,653.15億円となり、前日と比べて減少。今月10日(月)に記録した3兆3,195億円に次いで、今年2番目の少なさとなりました。
業種別では、石油・石炭製品、鉱業が上昇した一方、パルプ・紙、証券業、海運業、不動産業、精密機器などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がメディカル・データ・ビジョン〈3902〉で+62円(+12.28%)の567円、2位がラクスル〈4384〉で+88円(+9.63%)の1,002円、3位が保土谷化学工業〈4112〉で+400円(+7.74%)の5,570円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がFPパートナー〈7388〉で-700円(-14.81%)の4,025円、2位が東宝〈9602〉で-418円(-8.18%)の4,692円、3位がK&Oエナジーグループ〈1663〉で-245円(-5.92%)の3,895円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは52銘柄、年初来安値を更新したのは36銘柄でした。
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