6月10日の日経平均株価は、寄り付きやや上昇して始まると、もみ合いながら徐々に上げ幅を拡大させました。米ドル円が1ドル157円台をつけるなど円安に振れるなか、海外の短期筋とみられる先物買いが断続的に入り、指数を押し上げたとみられています。日経平均株価は前日比354.23円高の39,038.16円で取引を終えています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが179銘柄、値下がりが44銘柄、変わらずが2銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、ファーストリテイリング〈9983〉、東京エレクトロン〈8035〉、リクルートホールディングス〈6098〉、レーザーテック〈6920〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、花王〈4452〉、オリエンタルランド〈4661〉、エムスリー〈2413〉、第一三共〈4568〉、資生堂〈4911〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は13億2,900万株、売買代金は3兆3,195.42億円となり、前日と比べて減少。売買代金は今年最低となりました。今週は米国のFOMCや日銀金融政策決定会合をはじめ、株価に影響を与えうる大きなイベントが予定されていることから、実需は乏しかったとみられます。
業種別では、保険業、石油・石炭製品、倉庫・運輸関連業、非鉄金属、輸送用機器械などが上昇した一方、海運業が下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がカナモト〈9678〉で+424円(+16.53%)の2,989円、2位がシーイーシー〈9692〉で+264円(+14.74%)の2,055円、3位がミガロホールディングス〈5535〉で+570円(+12.53%)の5,120円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がM&A総研ホールディングス〈9552〉で-455円(-11.65%)の3,450円、2位がACCESS〈4813〉で-151円(-9.84%)の1,384円、3位がアイル〈3854〉で-211円(-8.34%)の2,319円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは74銘柄、年初来安値を更新したのは21銘柄でした。
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