郵便受けは常に空にしておく
通信販売で買い物をすると、ことあるごとに宣伝チラシやカタログが数多く送られてきて、うんざりすることが多いと思います。これらのダイレクトメール類を放置すると不在がバレて空き巣のきっかけになったり、抜き取られて名前を確認されたりと、防犯上のリスクもあります。
また、大事な郵便物がダイレクトメールのなかに埋まってしまい、重要書類を誤って捨てることにもつながります。すぐにストップしましょう。
逆に郵便受けの中がいつも空ならば、郵便物や新聞などがたまっている場合、病気で倒れている、孤独死かもしれないと異変に気づいてもらいやすくなります。
なお、望まない不要なダイレクトメールを処分するときに注意すべきことがあります。封書タイプのほか、ビニール入りの大きなカタログは、住所・氏名などの個人情報部分を裁断しましょう。個人情報はゴミからもれてしまうこともあります。
郵便受けから郵便物があふれていると、だらしのない人だと思われます。さらにダイレクトメールは、あなたが亡くなったあとも送られ続けます。家族や相続人は、重要な請求書や書類と不要なダイレクトメールを分類しなければならなくなります。将来のめんどうを省くためにも、思い切ってすみやかに止めてしまいましょう。
テレビ欄やチラシの情報はネットで
郵便受けにたまってしまうものといえば、新聞です。新聞を購読する・しないはライフスタイルに合わせて自由に決めればいいのですが、「なぜ購読しているのか」を精査してみてください。
情報入手のために新聞が必要ならば、問題ありません。ただ、読みもしないのに習慣で契約しているなら解約しましょう。購読料は年間では5~6万円にもなりますから、それなりの金額です。
休みの日に新聞をじっくり読みたいなら、土日だけ配達してもらうのはいかがでしょうか。コンビニや駅の販売店などで買うという手もあります。テレビ欄が見たいからという理由で購読している人はけっこういますが、いまはテレビのリモコンに「番組表」ボタンがあります。
スーパーのチラシが欲しいなら、インターネットやスマートフォンのアプリでチラシの情報を見たりすることも可能です。
新聞紙は野菜や切り花の保存など、便利な活用法がいろいろあります。しかし、新聞の配達は毎日のことですから、あっという間にたまってしまいます。捨てるのがめんどうなら、購読をやめましょう。つきあいではじめた会報誌なども同様です。ちなみに、たまった新聞紙は、フリマアプリで売れることがあります。試してみては。
上東 丙唆祥
生前整理・遺品整理アドバイザー
一般社団法人日本遺品整理協会理事
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