大卒サラリーマン「上位10%」に入るエリートの給与額
厚生労働省『令和5年賃金構造基本統計調査』によると、大卒サラリーマン(平均42.6歳)の平均給与は、月収で40.8万円、賞与も含めた年収は673.6万円。中央値は月収35.3万円となっている。
大卒のサラリーマンの場合、月収が41万円を上回っていれば「自分の給料は平均より高い」と胸を張れることになり、35万円を上回っていれば「真ん中より上」と心を慰めることができるだろう。
月収48万円超となると、大卒サラリーマンの上位25%に入ることとなり、「勝ち組」といっていいかもしれない。上位10%に入るには、月収64万円に届いていることが必要で、ここまでくれば、正真正銘のエリートだといえる。
◆大卒サラリーマンの月収の分布
~20万円未満:2.35%
20万~22万円未満:3.76%
22万~24万円未満:6.06%
24万~26万円未満:7.29%
26万~28万円未満:7.23%
28万~30万円未満:7.20%
30万~32万円未満:6.69%
32万~34万円未満:5.99%
34万~36万円未満:5.07%
36万~38万円未満:4.71%
38万~40万円未満:4.51%
40万~45万円未満:9.50%
45万~50万円未満:7.29%
50万~55万円未満:5.50%
55万~60万円未満:4.24%
60万~70万円未満:5.51%
70万~80万円未満:2.94%
80万~90万円未満:1.50%
90万~100万円未満:0.87%
100万円以上~:1.78%
大卒サラリーマンの上位10%に入る、月収64万円のラインの場合、大卒サラリーマンの平均的な賞与額である月収3.5ヵ月分を得ていれば「ほぼ1,000万円プレイヤー」といっていいだろう。
そんなプライドがあればこそ、オフィスの廊下の真ん中を、肩で風を切るかのごとく颯爽と歩き、年収が下のスタッフたちからは、思わず羨望のまなざしが注がれる。