「入居時には想定できない」費用も存在
また、サ高住は、原則として60歳以上の自立可能な高齢者を対象としています。そのため介護サービスが必要になった場合は別途契約が必要です。
介護サービスの追加のほか、途中で家賃が値上げされることもあり得ます。よって、入居当初に想定していた額以上の額が、将来かかる可能性もあります。こうした「想定外の出費」も想定し、余裕のある資金が必要です。
全体的に見ると、サービス付き高齢者向け住宅に入居するためには、数百万円から数千万円の蓄えが必要になることがあります。地域や施設によって異なるため、具体的な金額や費用の詳細は、入居を検討する際に各施設に直接問い合わせておくことが重要です。
美智子さんは、家族と相談しながら、費用面を考慮した上で将来の住まいを検討しています。生活の質や安心感を重視しつつ、経済的な面も見据えた選択をすることが彼女の目標です。
こうした悩みは、多くの人がこの先直面することになる問題です。適切な住まいの選択は、生活の質のために非常に重要な要素。事前に入念な情報収集や相談、体験入居をして、自分に合った環境を最大限見極めましょう。