勝ち組のポートフォリオの作り方
それでは、勝っている投資家のポートフォリオはどうなっているのでしょうか。基本的には、負け組と正反対の状態です。要するに、ほとんどが含み益の銘柄で構成されています。含み損になっている銘柄もありますが、その含み損の額は小さいのが特徴です。
これは、上がる銘柄を的中させてすべての投資に成功しているから、というわけではありません。勝ち組投資家であっても、含み損を抱えることは日常茶飯事です。
しかし彼らは含み損の額が一定の水準に達したら必ず損切りをするので、大きな含み損を抱えた銘柄がポートフォリオに残っていることがないのです。
僕の場合は、含み損が終値で8%以上に達したら基本的に損切りするので、このルールを守っている限りポートフォリオの中に8%以上の含み損を持つ銘柄が存在することはありません。
損切りをするときに一切の精神的ダメージを受けないと言ったら嘘になりますが、毎日持ち株の状況をチェックする際に、ポートフォリオの中に大きな含み損を抱える銘柄がないというのは非常に気分が良く、精神衛生上とても健全です。
こうしておけば損失の額は8%以下に抑えられるのに対し、利益をできるだけ引っ張るので、トータルではプラスになります。
こうした投資行動は本能や感情と逆を行く行動なので、言葉にするほど簡単ではありません。実際、頭ではわかっているけどできない、トライしたけれどできなかった、という人は多いです。
それでも、あきらめないでください。これまでどうしてもできなかったという人でも、あきらめずにトライすることでできるようになります。
僕は株式投資のオンラインサロンを運営していますが、その中にはこれまで損切りができずに損失を拡大させてきたけれど、損切りができるようになってパフォーマンスが大きく改善したという人が何人もいます。
かぶカブキ
元証券マンの個人投資家
※本記事は『決算書3分速読から見つける10倍株ときどき50倍株 2年で資産を17.5倍に増やした元証券マンの投資術』(KADOKAWA)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
注目のセミナー情報
【税金】11月27日(水)開催
~来年の手取り収入を増やす方法~
「富裕層を熟知した税理士」が考案する
2025年に向けて今やるべき『節税』×『資産形成』
【海外不動産】11月27日(水)開催
10年間「年10%」の利回り保証
Wyndham最上位クラス「DOLCE」第一期募集開始!
【事業投資】11月28日(木)開催
故障・老朽化・発電効率低下…放置している太陽光発電所をどうする!?
オムロンの手厚いサポート&最新機種の導入《投資利回り10%》継続を実現!
最後まで取りつくす《残FIT期間》収益最大化計画
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】