(※写真はイメージです/PIXTA)

「課長」というと、部長と双肩してまさに「中間管理職」というイメージですが、給料はどのくらいもらっているのでしょうか。これから課長になる人はもちろん、今現在課長である人にも、辛い現実が待ち受けているかもしれません。本記事では「定年退職の残酷な現実」について見ていきます。

「再就職ってのもなかなか厳しいものですよ」

悩んだ末、飛田さんは嘱託社員として同じ職場で働き続けることを選びました。

 

「この年で再就職ってのもなかなか厳しいものですよ。履歴書書いて、面接して、一からまた勉強して…。身体もですが、気持ち的に辛いものがあります。だからといってずっと家にいる選択肢はなかったんです。『お金の心配はない!』と妻が宣言していたのを信じて、この会社に残ることにしました」

 

「正直、腹が立つこともありますが、開き直っちゃえば結構楽ですよ。仕事はもちろん真面目にやってますけど、『給与も減ってるしなあ…』と息を抜くことはありますね。以前よりも責任も減りましたし、のびのびと仕事しています」

 

飛田さん、辞める予定はないものの、年ごとの契約更新で切られる可能性もあります。

 

「そしたら転職ですよねえ、まあ。働くのを辞める、というのはありえないです。この先何十年も家に居続けるってしんどいです。高齢者に働かせるのはよくない、みたいな風潮ありますけど、私は働きたい」

 

飛田さんの余裕は、老後資金が十分あってのこと。奥さんの投資信託と預貯金がなければ、また状況は変わっていたことでしょう。

 

現在、現役世代の税や社会保険料負担は上がる一方です。「給与は上がっているはずなのに、手取りは変わらない」という声も聞かれます。

 

余剰資金を貯蓄や投資にまわそうにも、まず大した余剰がない…ということもあり得ますが、定年を迎えれば、再雇用後はかなり給与が下がってしまうことがほとんど。厳しい状況ではありますが、なんとかお金の知識をつけ、出来るだけ早くから準備しておく必要があると言えます。

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