(※写真はイメージです/PIXTA)

初めて投資信託を始める際、いったいどんなことを知っておけばいいのでしょうか? 経済アナリストの森永康平氏による著書『新NISA対応版 いちばんカンタンつみたて投資の教科書』には、初心者向けの投資信託の選び方がまとめられています。それでは、投資商品を選ぶときに大事なことについてみていきましょう。

純資産総額で選ぶ

純資産総額が大きい投資信託に注目してみましょう。

 

簡単に言うと、純資産総額とはその投資信託に集まっている投資家のお金の総額と言えます。ある程度の純資産がないと安定して分散投資ができなくなる可能性があります。

 

また、純資産総額が多くなればなるほど、その投資信託から得られる手数料の額が大きくなるわけですから、将来的には手数料率を下げてくれるかもしれませんし、投資信託を運用する運用会社が最低限の情報公開以外にも、イベントをやってくれたり、資料も見やすくなるなどのメリットも生じる場合があります。

 

純資産総額は具体的にいくら以上じゃないといけません、ということはありませんが、1つの目安として100億円以上という基準で探してみるといいでしょう。

 

また、直近6ヶ月ぐらいの純資産総額の推移にも注目しましょう。仮に純資産総額が大きかったとしても、毎月資金が流出しているような投資信託は避けるべきです。

 

投資対象の値段が下がっていくのと連動して純資産総額が減っているのであればいいですが、そうではないのなら、何か理由があって資金が流出しているということになります。

これまでの運用実績で選ぶ

インデックスファンドを選ぶ場合、似たような投資信託が多くて悩むという方もいるでしょう。

 

たとえば、日経平均株価に連動するインデックスファンドというのは、多くの運用会社が提供しています。どれも日経平均株価に連動するように運用しているわけですから、基本的にはパフォーマンスは同じになるはずです。

 

しかし、公開されているデータを見てみると、ファンドごとにインデックスの動きから少しだけ乖離しています。これをトラッキング・エラーと言いますが、この数字が大きくなればなるほど、連動させようとしているインデックスの動きに沿った運用ができていないということになります。

運用スタイルで選ぶ

最後は運用スタイルで選びましょう。

 

これまでにも説明した通り、投資信託には大きく分けてインデックス型とアクティブ型の2種類があります。基本的にはインデックス型を選ぶようにしましょう。

 

日経平均株価は過去20年間の年間騰落率を平均すると5%にも満たないのに対して、アクティブファンドであれば運用がうまくいけば10%や20%のリターンは期待できます。

 

ただ、その逆も起こり得ます。また、手数料もインデックスファンドより高くなる傾向にあります。コツコツと積み立てて老後資産を形成するのであれば、インデックスファンドだけで十分でしょう。

 

 

森永 康平

 

金融教育ベンチャーの株式会社マネネCEO/経済アナリスト

 

注目のセミナー情報

【海外不動産】12月18日(木)開催
【モンゴル不動産セミナー】
坪単価70万円は東南アジアの半額!!
世界屈指レアアース産出国の都心で600万円台から購入可能な新築マンション

 

【事業投資】12月20日(土)開催
東京・門前仲町、誰もが知る「超大手ホテルグループ」1階に出店!
飲食店の「プチオーナー」になる…初心者も参加可能な、飲食店経営ビジネスの新しいカタチとは?

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

※本連載は、 森永康平氏による著書『新NISA対応版 いちばんカンタンつみたて投資の教科書』(あさ出版)より一部を抜粋・再編集したものです。

新NISA対応版 いちばんカンタンつみたて投資の教科書

新NISA対応版 いちばんカンタンつみたて投資の教科書

森永 康平

あさ出版

新NISAがスタートして、将来のために投資を始めたいが、何からやっていいかわからない……。 とりあえず始めてみたが、これでいいのかイマイチ自信が持てない……。 そんな投資初心者に超おすすめ。 新NISAの概要はも…

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録