(※写真はイメージです/PIXTA)

初めて投資信託を始める際、いったいどんなことを知っておけばいいのでしょうか? 経済アナリストの森永康平氏による著書『新NISA対応版 いちばんカンタンつみたて投資の教科書』には、初心者向けの投資信託の選び方がまとめられています。運用実績の見方についてみていきましょう。

利益率「トータルリターン」で比較

具体的にどの投資信託を選ぶか悩んだ時に、見ておくべきはやはり「実績」。一定の期間に、どれくらいの利益を出しているのかは確認が必要です。

 

実績を見るには2つの見方があります。

 

「トータルリターン」と「騰落率」です。

 

このうちトータルリターンは、一定期間の利益率を表したもの。「基準価額の増減」に「分配金」を足したものを「購入時の基準価額」で割って算出します。

 

たとえば、購入時に基準価額1万円だった投資信託が、1年後に1万1000円になったとしましょう。この間、分配金25円を4回受け取ったとします。この場合、{(1万1000円−1万円)+(25円×4回)}÷1万円×100=11%となるわけです。

 

投資信託の運用実績に記されているトータルリターンは、通常、対象期間内の値上がり額に分配金を全て再投資したと仮定して計算しているものが多いようです。

 

ただ、分配金を再投資していなかったり、手数料の処理が違ったりするものもありますので、別の投資信託を比較する場合は、算出方法をしっかりと確認してみてください。

基準価額の変動率「騰落率」で比較

一方の「騰落率」は、一定期間内に基準価額がどれくらい変動したかの割合です。こちらは、単純に一定期間内の基準価額の変動率を表したものです。

 

こちらの計算は、「基準価額の増減」を「購入時の基準価額」で割って算出します。

 

たとえば、前述の投資信託の場合、(1万1000円−1万円) ÷1万円×100=10%となるわけです。購入する投資信託を選ぶ際、このようにして求められる「実績」で比較してみると、その投資信託の運用がうまくいっているのかがわかります。

 

ただし、いずれの実績も、できれば3年や5年、10年といった長い期間で見るべきです。数ヶ月単位の短期間では、投資信託の個別要因や外部要因による影響が大きく、本当の実力が見えづらいからです。長期投資をしていくわけですから、長期的に安定した成績を上げているかが重要だと言えます。

 

トータルリターンは証券会社によってはランキング形式で閲覧できるところもありますし、騰落率は運用報告書で確認することができます。

 

 

森永 康平

 

金融教育ベンチャーの株式会社マネネCEO/経済アナリスト

 

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※本連載は、 森永康平氏による著書『新NISA対応版 いちばんカンタンつみたて投資の教科書』(あさ出版)より一部を抜粋・再編集したものです。

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