(※写真はイメージです/PIXTA)

「お小遣い、減らしていい?」の絶望の一言…。サラリーマンのお小遣い事情。実態はどのようになっているのだろうか? 『2023年サラリーマンお小遣い調査』の結果などとともにみていこう。

加熱する投資ブーム「サラリーマン向け」が増える恐怖

需要あるところに、怪しい供給あり。最近では「腕時計シェアリングサービス」を展開していた会社「トケマッチ」が突然解散を発表し、「預けていた高級時計が返ってこない」と被害を訴える人が相次いだ。

 

また、2020年にも高級車カーシェアリングが問題となったことを覚えているだろうか。

 

詳細は割愛するが、カーシェアリング会社「SKY CAR SHARE(スカイカーシェア )」はメルセデス・ベンツなどの中古高級車への出資者を募っていた。同社がカーシェアリングを以て運用し、投資家に還元するというスキームで運営していたのだが、融資を受け契約していたのは、月収20万円~30万円のサラリーマンも多かったという。同社が破産申請をしたことによってこの投資が世の明るみになったわけだ。

 

巷のコメントには「なんでこんなものに騙されるのか、意味が分からない」「自分で運転もしないのになんで高級車を買うんだ」といった意見が散見されていた。実際、そう思う人も多いことだろう。しかし、「自分は騙されない」と考える方、「ちょっと気になる…」と考える方。どちらも注意してほしい。

「資産10億円」の考えてみれば「当たり前の事実」

どんな種類のものであれ、投資セミナーには参加したことはあるだろうか。

 

投資に興味がある人は必ずといってよいほど参加を促されるセミナー。多くの場合は無料で開かれている。冷やかし半分で行ってみたり、購入前提で参加したり、理由は様々あると思うが、もし今後視聴する際には以下の点に気をつけてほしい。

 

●表面利回りと実質利回り(諸経費を差し引いた利回り)をどちらもしっかり説明しているか

●セミナー配布資料に明らかな無断転載はないか(データの出典を明記しているか)

●コロナ以前の市況データをもとに話していないか

 

相手は「商品を買わせるプロ」だ。聴講者が疑いにかかっていることは重々承知だろう。その上で「買わせる」ことを生業としているのだから、営業トークは抜群に上手いケースも多い。たとえばの話、1棟10億円の物件を買ったとしよう。実態は借金だらけの空室まみれだったとしても「資産10億円」と宣うことは可能なのだ。

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