「子どもたちへの依存」の代わりに「財産」を手にする
子どもたちに相続させず、夫の全財産を相続する──。
それは言いかえれば、「子どもたちに依存しない」ことと引き換えに、「財産を手にする」ということ、そしてまた、「自由を手にする」ことでもあるのではないでしょうか。
起きたいときに起きて、食べたいときに食べて、寝たいときに寝る。
「今日は○時くらいに○○に出かけて○時くらいに帰るつもりだけど、いいかしら?」と、いちいち家族におうかがいを立てなくても、出かけたいときに出かけ、時間を気にせず買い物やお友だちとのお食事を楽しむ。
出先で欲しいものを見つけたら、迷わずに買って帰る……。
もし子どもさんが相続した家に同居させてもらっている立場なら、なかなかこうはいかないでしょう。
「自由気まま」は家・宅地と十分な資金を相続してこそ
自分が家を相続し、子どもを「同居させている」立場ならまだしもですが、それでも、自由になるお金がなければ、買い物も外食も、「もったいないから、やめておきましょう」となってしまいます。
こんなふうに、「自由気まま」な生活ができるのは、立場的な自由と、経済的な自由があればこそ。ご主人の遺してくれた家・宅地と十分な資金を相続してこそ、なのです。
自由気ままな生活は、みなさんを少なからずストレスから解放させてくれるはずです。
「ストレスフリーな生活」が「元気で長生き」の秘訣といわれていますが、実際、年をとってからかかりやすいといわれる病気は、ストレスが引き金になったり、一因になったりしてかかるケースが多いのです。
みなさんには、ストレスフリーの生活で、ぜひ「元気で長生き」の人生をまっとうしていただきたいものです。