もう迷う必要ナシ!保険会社の創業者がズバリ答える保険選びの「最終結論」【出口治明氏が解説】

もう迷う必要ナシ!保険会社の創業者がズバリ答える保険選びの「最終結論」【出口治明氏が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

いざというときのために保険は必要とわかっていても、どのタイプの保険を選ぶべきなのか迷ってしまうものです。本記事では、『働く君に伝えたい「お金」の教養 』(ポプラ社)から、著者の出口治明氏が「私に必要な保険って結局どれなの?」の悩みにズバリ答えます。

子どもがいるカップルは保険で「教育資金」を確保

子どもがいる場合は、少し状況が変わってきます。子どもが社会に出て働くようになるまでは、親が責任を持って育ててあげたいものですよね。親が子どもにあげられる最大のプレゼントは、教育。逆に言えば、親が先に死んだときに子どもが被る最大のリスクは、教育費の不足だと言えます。だからこそ、保険を使ってリスクヘッジをするのです。

 

子どもを大学まで入れるとき、

 

・基本的養育費約1640万円+教育費(いずれも22歳まで。基本的養育費とは、出産・育児費用、食費、衣料費、おこづかい、医療費などが含まれる)

 

がかかると言われています。下の図を見てください。

 

[図表1]

 

 

幼稚園から大学まですべて公立、国立の学校に通った場合、概算ですが、

 

・1640万円+1055万円=2695万円

 

のお金が必要になります。つまり、私立の学校に通わせる可能性も考えれば、子どもを社会に送り出すまで、だいたい2700万円〜4300万円は必要ということになります。

 

共働きであれば奨学金を活用してなんとか対応できたとしても、たとえば稼ぎが少ないほうだけ遺された場合、ちょっとしんどい額ですね。

 

子ども一人にごはんを食べさせるくらいなら、ひとり親でもなんとかなるかもしれない。けれど、なるべくいい教育を受けさせたいと思うのであれば、やはりお金が必要になるのが事実。

 

ですから、買うべきは死亡保険です。子どもができた時点で、稼ぎが多いほうのパートナーに2000万円〜3500万円の死亡保険をかけておくと安心です。そうすれば不慮の事故や病気で万が一のことがあっても、子どもの養育費は面倒を見ることができます。

 

そして、無事に子どもが社会に出たら死亡保険はいらなくなるので、掛け捨て型であればそのタイミングで解約できるわけです。

 

 

出口 治明

立命館アジア太平洋大学 学長特命補佐/ライフネット生命保険株式会社創業者

 

※本記事は『働く君に伝えたい「お金」の教養』(ポプラ社)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。

 

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