投資信託はコストを抑えることも大事
新名さん「『積立』っていうのは、時間の分散と似ていますよね」
新名さん「毎月購入するのって、忘れてしまいそう」
fumicoさん「手続きは基本的には最初だけ。金額とタイミングを設定しておけば、後は自動で購入手続きをしてくれます」
井出さん「私みたいに忘れっぽい人にぴったりですね! 積立預金も、半分忘れてるぐらいだし」
fumicoさん「誰でも簡単にできて、資産を大きく増やせる可能性がある……だからこそ、『長期・積立・分散』による投資が資産運用の『3大原則』と呼ばれるんですよ。投資信託の積立なら、この3つをクリアして安全性を高めることができるんです」
新名さん「これが、さっき言ってた“裏技”ですね!」
fumicoさん「それに加えて、投資信託を積み立てる場合は、『コスト』を抑えることも大事!」
井出さん「投資信託のコスト……と言うと、さっき話していた手数料のことですか?」
新名さん「投資信託の手数料のうち、『信託報酬』っていうのは毎日掛かって、運用資産から引かれていくんだったよね」
fumicoさん「正解! 信託報酬はファンドによって異なります。投資対象が似たファンドであれば信託報酬の低い方を選ぶなど、比較しておくことが大切ですよ」
新名さん「小さな差でも、20年積み立てるとすれば大きな違いになりますよね」
fumicoさん「そして、得られた利益を使ってしまうのではなく、もう一度投資に回せば、さらにお金を増やしやすくなります」
井出さん「ちょっとでも増えたらすぐに使っちゃいたくなるけど、我慢して待つってことかぁ」
複利は『雪だるま方式』でお金が増える
fumicoさん「得られた利益を元本に組み込んで、さらに利益を得ることを複利と言います。
単利……最初に払い込んだ元本に対してのみ、利息が計算される
→利息の額は毎年変わらない
複利……一定の期間が経過するごとに、『元本に対する利息』が元本に組み込まれ、その元本に対して利息が計算される
→利息の額は毎年少しずつ増えていく
複利は『雪だるま方式』とも言われます。雪だるまは、もととなる雪玉にどんどん新しい雪がくっついて大きくなっていきますよね」
井出さん「最初は小さくても、ころころ転がるうちに、気付けば大きくなってる」
fumicoさん「複利でも、時間を掛けることで雪だるまのようにどんどんお金が増えていくイメージです」
新名さん「時間が経てば経つほど、効果が大きくなりますね!」
fumicoさん「今は、『人生100年時代』とも言われていますよね。日本人女性の平均寿命は世界で1位。男性も4位で、まさに長寿大国と言えます」
新名さん「私のおばあちゃんは90歳ですが、健康のために毎朝ウォーキングしています!」
fumicoさん「すばらしいですね! 私も最近、体力の衰えを感じるようになってきたのでエクササイズを始めたらハマってしまって」
井出さん「男性より女性の方が6歳も長生きなんですね! ウチは夫が年下だから、健康に気を付けてもらわないと……」
fumicoさん「もちろん、長く生きられるのは喜ばしいことですが、『体の寿命』だけでなく、『資産寿命』つまりお金の寿命も延ばす必要があるんです」
新名さん「確かに、長生きすればするほど、必要になるお金も増えますね」
井出さん「せっかく長生きできたのに、お金が途中でなくなってしまったら困る!」
fumicoさん「そのためにも、『長期・積立・分散』の3大原則を守って、複利効果でお金を働かせながら増やしていくことが大事なんですよ。ここは本当に重要なポイントなので、頭に叩き込んでください!」
新名さん・井出さん(急にスパルタ……!)
fumico
ファイナンシャルプランナー
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