地方の実情に合わせた「改良型」を導入
2号車を全国に配備して実戦使用し、各国税局の実情に応じて改良を加えた。前方に視界を遮るものが少ない地方では200mの望遠が有効だったが、都内では建物が邪魔になって大きな望遠を使う機会が少ない。
また、高級車に乗るターゲットを追うには不向きだった。筆者も高速道路を走るジャガーを追跡中、アクセルをベタ踏みしてもみるみるうちに見えなくなった経験がある。
東京ではあまり駐車スペースを取らない車が必要とされたが、地方では追跡時のスピードが必要だった。東京国税局もスピードを重視した改良型を順次導入していったが、基本装備は2号車と変わらない。
現在、さらに改良を加えた最新型が導入されていると聞くが、車種も機能も秘密にしておく。退職者がマルサのアイテムを暴露するのはご法度だ。
上田 二郎
元国税査察官/税理士
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