(※画像はイメージです/PIXTA)

米アップル社は日本時間の10月31日午前9時から公式HPにおいて新製品発表会を行い、Macbook Proの最新バージョンを発表しました。日本での最安価格は24万8,800円です。日本では「円安」が進んでいる一方、アメリカでは「インフレ」が進んでいます。それらは価格にどのように影響しているのか、過去の価格推移から検証します。

「Macbook Pro」の日米の価格推移

[図表1]は、「Macbook Pro」の過去5年間の価格推移を、為替相場の値とともにまとめたものです。価格推移については発表時にアップル社が日米の公式HPで公表した発売価格を、為替相場については発売された月の終値の平均値(日本銀行の統計による)を記載しています。

 

[図表1]Macbook Proの発売価格と為替相場の推移

 

2018年~2019年は、Macbook Proは「13インチ」と「15インチ」の2タイプでした。その後、2021年以降は「14インチ」と「16インチ」の2タイプがメインとなっています。そこで、これらのタイプに着目して、価格推移とその要因をアメリカ、日本のそれぞれについてみていきます。

 

◆アメリカでは「価格据え置き」

まず、アメリカでの価格推移を検証します([図表2]参照)。

 

[図表2]アメリカでのMacbook Proの価格推移

 

2018年(7月)と2019年(5月)はいずれも「13インチ」が1,799ドル、「15インチ」は2,399ドルで、値上げはありませんでした。

 

2021年(10月)、2023年(10月)はいずれも「14インチ」が1,999ドル、「16インチ」が2,499ドルで、こちらも値上げはありません。なお、今回(2023年10月30日発表)、「14インチ」は「M3」搭載が1,599ドル、「M3 Pro」搭載が1,999ドルとなっており、これまでよりも割安な価格帯のバージョンが登場しています。

 

Macbook Proは新たなバージョンが発売されるたびに、より高性能になってきています。それに加え、世界的な半導体不足で半導体価格が値上がりしています。しかも、アメリカではインフレが進んでいます。そうであるにもかかわらず、価格が「据え置き」になっているということです。

 

アップル社は「Phone」についても、2020年11月発売の「iPhone12」以来、2023年9月に発売した「iPhone15」まで価格を799ドルのまま据え置いています。

 

アップル社の製品はもともと付加価値が高いといわれます。しかし、それを考慮しても、昨今の状況で値上げをしないという戦略をとることは、営業利益の大幅減少を招く危険をはらんでいます。アップル社が、コスト削減や他の事業での収益拡大等の経営努力を通じ、ハードウエア製品の販売価格を抑えていることがうかがわれます。

 

ちなみに、アップル社の直近の2023年第3四半期決算(2023年4〜6月期)では、3四半期連続の減収だったにもかかわらず、純利益は増加に転じています。CEOのティム・クック氏は、その理由として、有料サブスクの売上が好調で、4〜6月期のサービス事業の売上が過去最高となったことを挙げています。ハードウエア製品の売上高が減少した分を、サービス事業の収益がカバーした形です。

 

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