意外に短い「給料で生活する期間」
会社に就職してお給料で生活する日々は、実はそれほど長くありません。65歳の定年まで会社で働く場合、給料で生活する期間は約40年ですが、平均寿命まで生きるとすれば、年金暮らしは20年以上続きます。
いかに給与生活の期間が短く、年金に頼らなくてはいけない期間が長いか……。いい大学に入っていい企業に就職することも大切ですが、メインの給与以外の収入を得られる方法を見つけることも、長寿時代の重要なポイントです。
「不労所得」を得る準備はできる限り早めに
高齢でも安心して収入を続けられる不労所得として、株式投資や不動産投資など、配当や家賃収入を得る方法があげられます。現役時代に常にカツカツな生活で、投資にお金が回す余裕がない、そんなケースに陥りそうなのであれば、今すぐ65歳以上の生活を想像して、少しでも配当や利回りが得られる株式や投資信託を検討する必要があります。
貯蓄一辺倒では、いつの間にか資産が目減りしてしまう可能性があります。多少のリスクは覚悟のうえで、できるだけ元本を減らすことなく配当が得られる投資先の検討が必要です。不労所得を得るための下準備は早ければ早いほどよいです。退職金を一括で投資に回してしまうと、万が一の失敗を取り戻せないリスクがあります。
若いうちであれば、ビギナーズラックの後に失敗しても取り戻す時間があります。現役の間がチャンス。不労所得を得るノウハウを今すぐ身につけ実行しましょう。
お金は、貯める・増やすだけでなく「上手に使う」
あれも欲しい! これも欲しい!
若いころは欲しいものがたくさんあります。物欲は一生続くように感じますが、年齢が上がると物欲は徐々にしぼみ、おいしいものを食べに行く、ゆっくり温泉につかるなど、コト消費が増えます。
資金に余裕があれば、年金暮らしでもコト消費にお金を回すことができるのですが、ようやく手に入れた時間とお金を使いはじめるタイミングで、体調の悪化や体力が低下し、大切に蓄えてきたお金を使うことなく人生を終えてしまうケースが少なくありません。
お金を使いすぎることはもちろん禁物ですが、お金を「貯める」こと「増やす」ことばかりに気を取られ、使わないまま死んでしまうなんてもってのほか。増やすことに注力するのと同じエネルギーを、お金の使い方のスケジューリングに使うべきです。上手に使うことは実に難しいことである、という認識が必要です。
大きく稼ぐ必要はない!「長く稼ぎ続ける」ことの重要性
65歳を超えてからは、使い道を考えながら稼ぎ続ける必要があります。税金などの面も充分考慮しながら、どうやったら必要な金額を長く稼ぎ続けることができるか? 綿密な計算をしながら稼ぎ続けることに興味をもつと、高齢になっても活力をキープできます。
65歳からは、貯金を取り崩す「守りの生活」ではなく、定期的な収入を得続けられる「活気ある生活」で生活の質の向上を目指します。そのためにも、30代や40代の現役時代から準備が必要です。
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