(※画像はイメージです/PIXTA)

日銀が9月20日に発表した「資金循環統計」によると、個人が保有する金融資産は2023年6月末時点で約2,115兆円と、過去最高を記録しました。その主な要因として挙げられるのが、その前の四半期(2023年1月~3月)と比べ「株式」と「投資信託」の残高が大幅に増えたことです。本記事では、株式と投資信託について、それぞれどのような性質をもつ金融商品なのか、値動きのしくみやリスクにも触れながら解説します。

◆株式投資のリスク

株式投資には、様々なリスクがあります。

 

会社の業績が向上し、会社が急成長すれば、株価が何倍にもなる可能性があります。逆に、もし会社の業績が悪化すれば、大きく下落してしまうこともあり得ます。また、株価は、会社自体の業績だけでなく、そのときの経済情勢等の外部的事情の影響も大きく受けます。どれほど業績が好調であっても、不況で株式市場全体が不調だと、株価が大きく下落することがあります(価格変動リスク)。

 

さらに、倒産によって価値がゼロになってしまうこともあります(信用リスク)。

 

加えて、外国株式の場合は、為替の変動による影響や(為替変動リスク)、国内問題や対外関係などその国が抱える特有の事情の影響を受けます(カントリーリスク)。現在、米国株式が人気ですが、為替変動リスク、カントリーリスクともに低いとみられているのが大きな理由です。

 

このように、株式は、株価上昇によって大きな利益(リターン)を得られる可能性がある反面、株価の下落によって大損害をこうむってしまう可能性もあります。株式はハイリスク・ハイリターンの金融商品といえます。

 

今回の資産循環統計では、株式は前四半期と比べて26.8%増となっています。しかし、これはあくまでも一時的な株価上昇のトレンドを受けたものです。また、個々の銘柄のなかには当然、下落したものもあります。

 

株式投資でリスクを抑えるには、特定の銘柄に集中して投資するのではなく、複数の銘柄に分散して投資することや、時間を分けて購入することが有効だといわれます。また、前述したように、優良な銘柄を選んで長期保有することも有効だとされています。

 

ただし、株式は価格が高額なことも多く、そういったリスク分散にも限度があります。また、長期保有するにしても、そもそも投資すべき優良な銘柄をきちんと見極められるかという問題があります。

 

そこで、初心者にも比較的容易に取り組めるとされているのが、次に説明する投資信託です。投資信託は、そのしくみ上、株式がもつリスクが相当程度緩和されています。

次ページ「投資信託」の金融商品としての特徴

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