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目黒【目黒区】…五不動のひとつが安置
目黒は目黒区の町名で、目黒区の北東に位置し、品川区との区境に当たるエリアです。名前の由来は目黒不動からや馬の目の色からなど所説あります。元々、目黒・目白・目赤・目青の四不動は昔から有名でしたが、三代将軍家光はこれに目黄(めき)を加えて五不動とし、江戸鎮護のため江戸の五カ所に安置しました。
目黒不動は現在、目黒区下目黒三丁目にある泰叡山瀧泉寺(たいえいざんりゅうせんじ)、通称「目黒不動尊」に安置されています。同寺は三代将軍家光の帰依を受けて整備され、江戸中期以降に信仰が盛んになると参詣者が増加し、目黒不動の参道には門前町が形成されて、江戸末期に至るまでは寺町として栄えました。なお、目黒以外の4不動が現在安置されている場所は次の通りです。
●目白不動:目白不動尊 金乗院(真言宗豊山派神霊山) 豊島区高田二丁目
●目赤不動:目赤不動尊 南谷寺(天台宗大聖山) 文京区本駒込一丁目
●目青不動:目青不動尊 教学院最勝寺(天台宗竹園山) 世田谷区太子堂四丁目
●目黄不動:目黄不動尊 永久寺(天台宗養光山) 台東区三ノ輪二丁目、明王院最勝寺(天台宗 牛宝山)江戸川区平井一丁目
江戸が発展を遂げるに伴って人口も増加し、武士や商工人などの住人のための野菜の供給地として目黒地域も発展しました。目黒周辺は良質なタケノコの栽培が行われていたタケノコの名産地で、「目黒のタケノコ」として有名でした。目黒不動の門前ではタケノコ飯が販売され、参詣者からも好評を得ていました。一方、落語の「目黒のサンマ」も有名ですが、落語に登場する実在の茶屋では、立ち寄った歴代将軍にサンマを出したという記録は残っていないとのこと。
江戸時代には自然に恵まれていた目黒ですが、近代になると中小工場が建設されて、農地は住宅地へと変わっていきます。大正12年(1923)の関東大震災後には鉄道などの交通網が整備され、宅地化が進み人口が急増していきました。
【目黒周辺のおすすめスポット】
◆目黒不動尊(瀧泉寺)
瀧泉寺は江戸時代からの歴史で、徳川家光も参拝したといわれる
◆ホテル雅叙園東京
結婚式場やホテル、ショップやレストランなどが入る複合施設。東京都指定有形文化財の「百段階段」では様々な企画を開催
◆国立科学博物館自然教育園
「旧白金御料地」として園内全域が天然記念物および史跡に指定される。広さ20ヘクタール(東京ドームの約4倍)
◆目黒川
約800本もの桜が咲き誇る川沿いの桜並木には、春に大勢の人が訪れるお花見スポット
◆大鳥神社
平安時代に創建。日本武尊にまつわる伝説の多い目黒区最古の神社。11月に行われる酉の市は有名
◆目黒寄生虫館
寄生虫学専門の私立博物館。世界でも珍しい博物館で海外からも注目される。入場料無料。デートスポットとしても人気
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