子ども部屋はいつ頃から必要になるのでしょうか。子どもが大きくなってきて、そろそろ子ども部屋を用意しなければ、とお考えのママ・パパのために、子ども部屋に必要な広さや子どもの部屋のレイアウトなど、子ども部屋のいろいろについて、建築士のかぁやんさんにお話をうかがいました。

子ども部屋のレイアウトのポイント

前の項にも出てきましたが、収納をいかに確保するかという問題は何歳になっても悩みの種です。ネット上にあふれている収納に関する記事も、それを物語っているといえます。物が多い子や少ない子など、子どもの性格によっても必要な収納量は違ってくるので、子ども部屋のレイアウトは、必要な収納量を確保することを念頭にして決めるのがよいでしょう。また収納を確保するには、引き出しがついたベッドなどの家具選びも大事です。

 

子ども部屋を作るときの注意点

勉強はどこでするのか、寝るだけの部屋なのか、また趣味の道具もそろえるのかなど、子ども部屋の目的をしっかり考えることが大切です。さらには、子どもが大人になっても長く過ごせるような部屋にするのか、それとも成人するまでしか使わないのかなど、子どもの将来像もあわせて考えてみるとよりよいでしょう。

 

注文住宅の場合、将来子どもの数に合わせてリフォームする予定で少し広めの部屋を作っておくケースが最近多くみられます。私のように物が多いタイプの人は、あらかじめ部屋を仕切っておいた方が、部屋が散らからずに片付けがしやすいです。

 

また、子どもの部屋の場所は、親の目が届くようにするならばリビングを通らないと玄関まで行き来できない位置に、子どものプライバシーを重視するならリビングを通らなくても玄関へ行き来できる位置にするというように、子どもの性格や家庭の方針によって検討してみてください。

 

年齢にあった部屋作りを

未就学のあいだは、子ども部屋は子どもがわくわくしたり自分が好きなことを実現できる部屋であると素敵ですね。小学校に上がってからは、子どもが自分でいろいろなことを管理できるような部屋作りをしてあげるとよいと思います。

 

【話を伺ったのは】

かぁやん/2級建築士・宅建士

2級建築士の資格を持つ”建築士ママ”として、子ども部屋や収納など、楽しく生きるためのDIY術をインスタで発信中。フォロワーは7万人超。