子どもの習い事として常にトップに挙げられる水泳・スイミング。スポーツクラブなどでも場所によってはキャンセル待ちが出るほどの人気だそうです。そこで今回はアテネオリンピックに出場し、現在も多くの方に向けて水泳指導を行なっている森隆弘さんにインタビュー。スイミングを習うメリットや実際のレッスン内容についてお話を伺いました。
水泳は何歳から始める?スイミングを習うメリットとスクール選びのコツ【水泳オリンピック選手の解説】 ※画像はイメージです/PIXTA

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スイミングをおすすめする理由

多くのスイミングスクールでだいたい6ヵ月頃からベビークラスを設けていますが、習い始めとして私がおすすめしているのは3歳くらいから。子どもの脳の発達という側面から見ても、その頃からが良いと思います。

 

このくらいの年齢の場合は、親御さんのご希望で習い始める子がほとんどで、その理由としてはちょっと体が弱いので強くしたい、何か運動を始めさせたいといったものになります。習いにくる中には喘息気味の子も多く、実際に続けてみたら小児喘息が治ったという子もいますし、水泳をおすすめしているお医者さんもいます。また、メジャーリーガーの大谷翔平選手も子どもの頃は水泳を習っていたことが知られていて、将来的に何かスポーツをやらせたい場合の入り口としても水泳はおすすめです。

 

スイミングを習うメリットと注意点

ここでは子どもがスイミングを習うメリットをご紹介します。また私自身の経験から感じた注意点を一つお伝えします。

 

メリット1:風邪をひきにくくなる

外で思い切り体を動かして遊ぶことが減って、運動能力や免疫力が下がっている子どもが多いように感じます。水泳は全身を使って運動をするので、体が鍛えられますし、風邪もひきにくくなります。

 

メリット2:心肺機能が鍛えられる

水中に潜ったり上がったりしながら呼吸を行うボビングという練習があります。これは普段の呼吸よりも多くの酸素を吸ったり吐いたりして、「呼吸筋」と呼ばれる筋肉のトレーニングをするもの。これによって心肺機能を鍛えることもできます。

 

メリット3:達成感が持てる

できなかったことができたり、最後までやり遂げることで達成感が得られて、子どもの自信に繋がります。誰かと競うことが好きな子にとっては、友達よりも上手くなったり早く泳げることが楽しみにもなります。

 

メリット4:メンタル面も鍛えられる

水泳は水の中で行う運動なので、他のスポーツとは違った苦しさがあります。昔、水泳をしていたスポーツ選手の中には「水泳をしていた時の方が苦しかった」という人がいるほど。苦しい練習を乗り越えることで、どんなことでも頑張り抜ける強いメンタルが育つはずです。

 

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