(画像はイメージです/PIXTA)

おひとりさまの終活で盲点になりがちなのが「持ち家」の問題です。対策をたてずに亡くなり、空き家となれば、近隣を巻き込んだトラブルに発展しかねません。どのような注意点があるのでしょうか。遺品整理の問題を含め、見ていきます。※本記事は酒井富士子氏の著書『おひとりさまの終活準備BOOK』(三笠書房)より一部を抜粋・再編集したものです。

持ち家を放置すれば「空き家→トラブル」まっしぐら!

終活を進めるなかで盲点になりやすいのが、自分の死後に残る自宅をどうするかという問題です。賃貸住宅に入居していれば別ですが、特に、おひとりさまの場合、持ち家で生活している場合は自分の死後自宅が残り、家族・親族が相続することになります。

 

その際、自宅の広さや交通の便などの条件が良く、家族・親族が引き続きその自宅に居住したり、売却できれば問題はありません。しかし、そうでない場合は大変です。

 

近年増えているのが、相続した自宅をもてあました結果、そのまま空き家として放置してしまうというケースです。ただ、空き家放置は、下記のように様々なトラブルの原因になるほか、空き家の状態を悪化させたまま行政の「助言」「指導」にも従わない場合には、固定資産税や都市計画税の優遇措置から除外されるなど、多くの問題を抱えることになります。

 

そのため、自宅が持ち家の場合は家族・親族と事前に相談し、引き続き居住する・売却する・賃貸に出すなど、自宅の管理・処理方法を託しておきましょう。

 

◆空き家放置は様々なトラブルの原因に

★近隣トラブル★

 

悪臭の発生

ごみの放置などが原因となる。風によって容易に拡大するため、広い範囲に悪影響が出る場合も。

 

虫の発生

ごみの放置などが原因で大量発生する場合がある。衛生・景観の面で問題になるほか、騒音トラブルの原因にも。

 

草木による生活環境の悪化

庭などに生えている草木を長期間管理しなかった場合など、草木が道路や近隣の敷地に進出し、道路や敷地が利用しづらくなるなどのトラブルが起きる。

 

★事故★

 

倒壊

定期的なチェック・修繕など、適切な管理を行わなかった場合などに起きる。老朽化が進んだ家屋は地震・台風などの災害で倒壊しやすくなり、通行人や近隣住民が事故に巻き込まれる危険性が高まる。

 

窓ガラスの損傷

定期的なチェック・修繕など、適切な管理を行わなかった場合などに起きる。割れたガラスで通行人や近隣住民がケガをしたり、不法侵入が可能になったりと危険。

 

★事件★

 

犯罪リスクの上昇

定期的な管理を怠った場合などにリスクが高まる。一目で空き家だとわかってしまう状態で放置すると、不法投棄や不法侵入、さらには放火など様々な犯罪の温床となる。治安の悪化によって周辺地域全体の資産価値が下がる可能性も。

 

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    本連載は、酒井 富士子氏の著書『おひとりさまの終活準備BOOK』(三笠書房)より一部を抜粋・再編集したものです。

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