(※写真はイメージです/PIXTA)

老後資金がたとえ3,000万円あっても、「不測の事態」で資金不足に陥る可能性は誰にでも十分にあり得る、と経済アナリスト兼FPである佐藤健太氏は言います。本稿では、実際に起こり得る「まさかの老後破産のリスク」について、佐藤氏の著書『銀行預金しかないあなたのための 何歳からでも間に合う初めての投資術』(ワニブックス)より、一部抜粋して紹介します。

運用すれば「天国コース」、貯金だけでは「地獄コース」かも

投資というのは、基本的には一度に運用する資金が多ければ得られる利益も多くなります。2,000万円もの元手があれば「アセットアロケーション」も重要となります。

 

「アセットアロケーション」とは株式や債券、現金などの資産配分を決めることで、自分の目的や投資金額の他に、どれほどのリスクを許容することができるのかということも総合的に考える必要があります。株価や円安、インフレといったリスクを回避し、安全に効率良く運用するためには資産を分散投資する必要があるのです。

 

2,000万円という数字は資産運用で増やすことができれば、それだけで老後に必要な資金を賄うことができるレベルに入っていると言えます。それだけに特徴が異なる金融商品を組み合わせ、リスクを分散することが大切と言えます。

 

例えば、2,000万円の7~8割を株式投資、2~3割を債券で運用するというのはどうでしょうか。株式投資は値上がり益に加えて、配当金も得ることができます。利回りは低いものの円建て債券であれば、ボラティリティ(価格変動率)も大きくないためリスクを抑えることにつながります。投資初心者であれば専門家に投資銘柄の選定を任せる投資信託での運用でもいいでしょう。

 

収入が増えにくい老後生活のことを考えれば、2000万円を一度に投資に回す必要は必ずしもありません。300万円から500万円を預貯金として残しつつ、時間をずらして投資していくという方法も考えられます。その場合は価格変動リスクにも対応することが可能となりますので、さらにリスクを低減することができるでしょう。

 

2,000万円あれば、老後資金を確保するための資産運用にも余裕が生まれてきます。一方、単に預貯金から取り崩しながら生活していけば、病気やけが、介護といった支出でお金が足りなくなる可能性もあるでしょう。「安全圏」に入るためには、自らの収入や貯蓄、家庭の状況などを俯瞰して考え、余剰資金は投資に回すという姿勢がいいかもしれません。

次ページ3,000万円でも…老後資金が不足する悲惨すぎるケース
何歳からでも間に合う初めての投資術 - 銀行預金しかないあなたのための -

何歳からでも間に合う初めての投資術 - 銀行預金しかないあなたのための -

佐藤 健太

ワニブックス

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