(※画像はイメージです/PIXTA)

医学部受験において最後の最後に重要になるのは「試験本番のパフォーマンス」です。どんなに勉強して成績を伸ばしても、本番に力を出すことができなければ医学部に合格することはできません。前回は、パフォーマンスを左右する「試験の解き方」について解説しました。本稿では「試験中のメンタル管理術」について見ていきましょう。※本連載は、綿谷もも氏の著書『医学部受験バイブル 現役医大生からの贈り物』(監修:高梨裕介氏)より一部を抜粋・再編集したものです。

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メンタルは技術的に鍛えることができる

試験本番のパフォーマンスを語る上で、最後にお伝えしたいのはメンタル管理です。

 

メンタルが弱い、強いというのは、もともとの性格や考え方によるところも大きいですが、メンタルは精神論ではなく、技術的に鍛えることができます。

 

前提として、メンタルを管理するにあたっては、自分自身で考えることが最重要となります。なぜなら、メンタルを崩してしまう原因やタイミングは人によって全く違うため、「メンタルが落ちたときはこうすればいい!」という皆に当てはまる正解はないからです。

 

メンタル管理において分析すべきことは、「メンタルが崩れた理由を見つけること」と「メンタルを立て直すために、どうすればいいかを考えること」の2点です。

 

試験中の焦りを例に挙げて、具体的なメンタル対策をご紹介します。

【STEP①】「試験中の焦り」を分析する

■メンタルが強い人と弱い人の違いは、「状況の捉え方の違い」によって生まれる

 

試験中に焦ってしまった時、まずは「自分はどのような状況だったのか」を思い返してみましょう。次に、「その時何を考えたのか、その状況をどのように捉えたのか」を分析していきます。

 

焦った状況とは、例えば「わからない問題を見つけたときに焦ってしまった」などです。これはすぐに思い出せると思いますが、ここで終わってはいけません。

 

大切なのは、「焦った状況だけでなく、その時自分が何を考え、その状況をどう捉えたのか」です。

 

メンタルが強い人と弱い人の違いは「状況の捉え方の違い」によって生まれます。

 

「よく知っているはずの問題なのに、ど忘れしてしまって解法を思い出せない」というのは誰にでも起こりうるハプニングですが、その捉え方は人によって様々です。

 

メンタルが弱い人は、この状況を「勉強したのに忘れてしまった。しっかり復習しておけば良かった。どうしよう」と、自分を責める傾向があります。

 

一方で、メンタルが強い人は「あ、忘れていた。まぁ知識の抜けは皆にもあるよね。今は解けるものをきちんと取ればいいや」と考え、自分を責める捉え方をしていないことが多いです。

 

同じハプニングに遭遇した際、メンタルが弱い人と強い人では捉え方が全く違うことがわかります。たとえ同じ状況に陥ったとしても、捉え方の違いによって、上手く切り替えられるか否かが変わってくることがわかりますね。

 

そのため、試験中に焦ってしまった時は、「自分がその状況をどう捉えたのか、何を考えたのか」まで分析することが大切です。

【STEP②】次回に繋がる解決策を考える

■「自分自身の捉え方」に着目

試験中の焦りが分析できたら、次は解決策を考えます。

 

解決策を考えることが苦手、という受験生は多いため、まずは解決策の考え方の悪い例と良い例をご紹介します。

 

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<悪い例>

焦った状況:「わからない問題を見つけたときに焦ってしまった」

 ↓

解決策:「わからない問題を見ても焦らないようにする」

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いかがでしょうか。よく挙がる解決策なのですが、実は何の解決にもなっていません。こういった抽象的な分析では、また次回もわからない問題を見たら焦ってしまう可能性が高いです。

 

解決策を考えるために、重要になるのが【STEP①】で考えた捉え方です。問題点は、わからない問題を見つけた時の自分自身の捉え方にあるため、ここを改善することで初めて次に繋がる解決策を見つけることができます。

 

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<良い例>

焦った状況:「わからない問題を見つけたときに焦ってしまった」

 ↓

試験中の捉え方:「ちゃんと復習していなかったせいだ。自分の努力が足りないから解けないんだ」

 ↓

解決策:「わからない問題を見つけた時は、知識の抜けは誰にでもあり、珍しいことではないと捉える。それよりも今解ける問題を優先して解く」

-------------------------------------

 

このように、試験中に焦りを生み出す原因となった「捉え方」に焦点をあてて分析してみましょう。

 

もし、自分でなかなか思いつかなければ人に聞いてみるのもひとつの手です。人に捉え方を相談する時は、状況を特定した上で尋ねるのがコツです。

 

捉え方はその人にとっての常識(=無意識で考えていること)なので、「焦ったときどうしていたか」などザックリと尋ねてしまうと、自分が求めていた回答は返ってきません。

 

有効なアドバイスをもらうためには、特定の状況をピンポイントで聞いてみるとよいでしょう。

【STEP③】「良い捉え方」を練習する

■メンタル面の分析を続けることで、捉え方を変えていける

捉え方の違いには性格の違いも関係していることから、すぐにうまくいくとは限りません。もともと完璧主義な人は自分を責めてしまいやすく、急に楽観的に捉えるようにすることは難しいことです。

 

試験中に良い捉え方ができるようになるためには、何度も練習する必要があります。試験中にメンタル面で問題が起こった時は、必ず振り返りを行い、改善策を考えましょう。

 

繰り返しメンタル面の分析を行うことで、次第に捉え方を変えていくことが可能です。

 

はじめはうまくいかなくても、諦めずにメンタル面の分析を継続することが大切です。何度も練習することで、徐々にメンタルを管理することができるようになります。

 

 

【執筆】綿谷 もも

医学部医学科卒。数学が大の苦手で、高3の冬に受けた模試では偏差値39を取ってしまうほど。エースアカデミーで1年間浪人し、センター試験本番で90%以上を達成、関東の難関国立医学部、難関私立医学部に合格。

医学部入学後はエースアカデミーの医学生講師として6年間受験生を指導し300人以上の医学部合格に貢献。その経験をもとに、医学部在学中に書籍『医学部受験バイブル 現役医大生からの贈り物』を執筆、出版。将来の夢は小児科医。アイドルと猫が好き。

 

【監修】高梨 裕介

医学部予備校エースアカデミー 塾長、医師

医師/大阪医科大学卒、初期研修修了後に創業。

中学受験経験(灘、東大寺、洛南、洛星中学に合格)。

自身の医学部受験の反省を活かし、350名以上の医学部合格者を指導。医学部合格のためのよりよい指導をより安く提供することを理念としてエースアカデミーを設立。

 

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    ※本連載は、綿谷もも著・高梨裕介監修の書籍『医学部受験バイブル 現役医大生からの贈り物』(幻冬舎ルネッサンス)より一部を抜粋し、記事化したものです。

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